2014 Fiscal Year Annual Research Report
遍在的ディスプレイ環境構築のための視覚特性の理解とその応用
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24500149
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
大塚 作一 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (90452929)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木原 健 鹿児島大学, 理工学研究科, 助教 (30379044)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 視覚 / 立体視 / カラー / ディスプレイ / ユニバーサルデザイン / 色覚補助 / 視認性 / テレビジョン |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題においては、特徴的な視環境の変化に対応し、(1) モバイル表示環境、(2) 立体表示環境、(3) 2色覚者に配慮したユニバーサルカラー表示環境、における人間の視覚認知特性を理解し、併せて新しい表示機器の開発に資することを研究の目的としている。 本年度は、最終年度(3年目)に当たり、上記3項目以外に昨年度新たに確認された視環境の変化の兆候、すなわち、ディスプレイの大型化によるメディア情報表示方法の変化を捉えたことにより、この方面の研究を活発化させた。 (1) モバイル表示環境:特に進展はなかった。 (2) 立体表示環境:立体知覚の機序を調査する目的で、両眼視差と他の手がかりとの相互関係の個人差を継続して検討した。また、立体視能力向上のための訓練方法などについて基礎的なデータを収集を継続し、口頭発表を行った。 (3) ユニバーサルカラー表示環境(国際特許出願1件):前年度に引き続き、実用化に向けた検討を継続した。さらに、JSTの支援により、国内特許出願をもとに国際特許を出願した(米国移行)。その他、色知覚に関する国際会議発表等を行った。 (4) その他(査読付き国際会議論文2件):現在TV放送されている天気予報図を解析した結果、a) 領域区分線の区切り方が視認性に大きく影響する、b) 現在放送中の天気予報図の区分線が心理学的知見を必ずしも活かしたものになっていない、ことを明らかにした(SID2014で発表)。また、TVディスプレイの大型化に伴って、最近放送局が意図的に構図を変化させたことを心理学的に検証した(SID2015で発表予定)。
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