2014 Fiscal Year Annual Research Report
高フレームレート撮像による画像入力システムのための高精度動きベクトル推定
Project/Area Number |
24500214
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
浜本 隆之 東京理科大学, 工学部, 教授 (10297624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池岡 宏 東京理科大学, 工学部, 助教 (20579966)
保坂 忠明 東京理科大学, 経営学部, 講師 (60516235) [Withdrawn]
杉村 大輔 東京理科大学, 工学部, 助教 (10712052)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 動きベクトル推定 / 高フレームレート / 超解像 / 画像入力 / FPGA |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、主に高速カメラとFPGAボードで構成される画像入力システムをPCI Expressを介してコンピュータに接続し、システム上のFPGAとコンピュータのCPUが連携しながら処理を行える環境を構築した。FPGA上に、これまで検討した動きベクトル推定処理の実装を試みた。現在、実装の完成の見通しがたっており、すぐに終了する予定である。複数フレームの統合による超解像処理は、コンピュータ側で実施することとし、昨年度検討した方式に基づいて、リアルタイムで実施する環境を整えた。 さらに、高フレームレート画像に対し動き推定を行い、その動きベクトルを用いてフレーム間で対応する画素の値をディジタル積分することを検討した。一般に、高いフレームレート画像では、フレームごとの光量が減少することによりランダム状の雑音が多くなるが、複数フレームの積分効果により、このような雑音を低減することが出来る。その際、動き補償により、動いている物体も動きボケを生じることなく積分することができるため、高品質な撮像が可能となる。また、ダイナミックレンジが広いシーンでも飽和することなく積分が可能であるので、階調圧縮処理後に広ダイナミックレンジ画像を表示することが可能となる。このような方式について、具体的に検討を行った。
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Research Products
(4 results)