2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24500260
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Research Institution | Saitama Institute of Technology |
Principal Investigator |
渡部 大志 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (80337609)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 耳介認証 / 撮影角度差 / ロバスト化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の特色は,その有用性にもかかわらず研究が進んでいない「耳介」を生体認証に用いることにある.鑑識現場では,犯罪現場画像と被疑者の耳介画像のみで個人識別を行わなくてはならないことがある.ところが,これらの画像は撮影角度が異なるのが常なので,認証にあたっては耳介の撮影角度差の影響を検討する必要がある.研究代表者は登録データが1枚しかない場合でも別姿勢のGabor特徴を推定し,これを判別分析に基づく学習機に学習させ認証を行う新手法を提案した(渡部他,映情学誌,65,7,1016-1023,(2011)).この研究を発展させて,防犯カメラ画像中の耳介画像による捜査支援システムの実用化を目指している. 交付申請書では「1-(a) 特徴点の検討」,「1-(b) 法線モデルの検討」,「1-(c) 漸近展開精度向上の検討」,「1-(d) 特徴量強調方法の検討」,「1-(e) 限界の調査」,「1-(f) 防犯カメラでの確認」,「2-(a) 特徴点抽出の改良」,「2-(b) 耳介検出の改良」の8項目を調査研究の対象として申し出ている.平成25年度までの研究でこの8項目の中の6項目に進展があり,これらの中でもさらなる発展が期待された1-(b), 1-(f), 2-(a) の3項目について平成26年度に引き続き調査する旨,平成25年度の研究実施状況報告書の中で申請した.この3項目のうち2項目の研究について具体的な進展があり,平成26年度は5件の国内学会発表と1件の国際会議論文と1件の原著論文を公表した.
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