2013 Fiscal Year Research-status Report
地域歴史資料を活用したインバウンド振興のためのCGMの開発とその効果
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24500309
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Research Institution | 北陸学院大学短期大学部 |
Principal Investigator |
沢田 史子 北陸学院大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (20456429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大薮 多可志 金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (20141369)
村上 嘉代子 (平野 嘉代子) 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (90424895)
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Keywords | 地域歴史資料 / インバウンド振興 / CGM / 観光情報 |
Research Abstract |
平成25年度においては,外国人向け金沢観光ガイドアプリDiscover Kanazawa’s Historyに平成24年度に追加したCGM(Consumer Generated Media, 消費者生成メディア)機能である歴史資料に対する独自いいねボタンとコメント書き込み,Facebookへの投稿,スポットの解説の読み上げ機能の評価実験を行った.CGM機能を追加したことにより,利用者による情報発信が可能であることが評価された.しかし,その後CGM機能はあまり利用されず,「古写真」や「建物や街並みなどが描かれた古絵図」と同様な場所で利用者自身が写った写真を,その歴史資料と比較できるように並べて投稿できる機能など,利用者が積極的に投稿したくなる仕組みが必要であることが明らかとなった.さらに,利用者がSNSや旅行ブログなどのCGMによって情報発信を行う動機づけとして,利用者が訪問した場所に関連した歴史資料の投稿を可能にすることが重要であることが明らかとなった. これまでの取り組みにより「英訳した歴史資料」,「建物や街並みなどが描かれた古絵図」,「古写真」が非常に有効であることが明らかとなったが,外国人観光客に対し知名度が低い地域における,CGMによる地域歴史資料を活用したデスティネーション・マーケティングの実践には,外国人観光客の活発な投稿が必須である.アプリコンテンツの充実のための,オープンデータ形式の情報の利用について検討を開始した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.CGMによる地域歴史資料の情報発信を行った. 2.アプリコンテンツの充実のための,オープンデータ形式の情報の利用について検討を開始した.
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Strategy for Future Research Activity |
1.オープンデータ形式の情報を利用したアプリコンテンツの充実を行う。 2.CGMによる情報発信の評価を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
CGMの利用が充分ではなっかったため、観光ガイドシステムの改良を行わなかった。 オープンデータ形式の情報を利用したアプリコンテンツの充実を図り、CGMの利用を促進し、観光ガイドシステムの改良を行う。
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Research Products
(18 results)