2013 Fiscal Year Research-status Report
変形性関節症の進行予防法開発に向けた動作特性と関節症進行との因果関係の縦断的研究
Project/Area Number |
24500578
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
建内 宏重 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60432316)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市橋 則明 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50203104)
秋山 治彦 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60402830)
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Keywords | 変形性関節症 / 動作解析 |
Research Abstract |
本研究課題では、変形性関節症(特に変形性股関節症ならびに臼蓋形成不全)の疾患進行と動作特性との関係性を明らかにすることを目的としている。現在までのところ、既測定患者は約30名、測定予約患者は約20名となっており、当初の予定よりは研究の進行が遅れているが、測定を継続中である。 測定項目としては、基本情報(年齢、慎重、体重、診断名)に加えて、X線画像による関節形態の評価、疼痛評価、質問票による関節機能評価、関節可動域、関節筋力、超音波による筋厚、筋輝度、筋硬度評価、QOL評価、日常的活動量などに加えて、3次元動作解析装置による歩行、片脚立位、階段昇降、方向転換動作などの動作時の、全身の関節角度、モーメントの測定を行っている。加えて、股関節の機能にとって重要な、骨盤・腰椎の安定性、姿勢の評価も実施中である。 本研究では、縦断的調査による解析を主目的としているが、上記変数の横断的調査も進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究課題では、共同研究者である整形外科医師の協力のもと、医師の診察により安全が確認された患者に対してリクルートを行っている。しかし、取り込み基準を厳格にしているため、リクルートに時間を要しており、当初の予定よりもやや調査の進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、やや遅延している患者のリクルートを積極的に進め、予定通り足底を実施していく。また、2年目、3年目の測定も順次行っていく。 万が一、リクルートの遅延が改善されない場合には、当大学の関連病院からの新たなリクルートも開始する予定である。
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