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2013 Fiscal Year Research-status Report

食品性状の変化に対する捕食動態の適応的変化の解明

Research Project

Project/Area Number 24500608
Research InstitutionBunkyo Gakuin University

Principal Investigator

神作 一実  文京学院大学, 保健医療学部, 教授 (90515818)

Keywordsリハビリテーション / 摂食嚥下機能 / 捕食 / 食品物性
Research Abstract

本研究の目的は、1.「自食時の捕食機能」を構成している要因の解明(食物形態が変化することで、口唇圧や食具の操作がどのよう に変化するかの解明)、2.「自食時の捕食機能不全」をもたらす要因を解明(成人知的障害者と健常成人における食物形態の変化に 対する適応の解明)3.定型的発達像を示す乳幼児の自食時の捕食機能獲得プロセスの解明である。定型的発達像を示す乳幼児の自食 時の捕食機能獲得プロセスを解明することにより、知的障害を有する乳幼児の自食獲得を支援する際に重点的に発達支援を行うことが 必要なポイントを明らかにすることである。 平成24年度は、実験システムの構築および健常成人を対象とした、「自食時の捕食機能」を構成している要因の解明まで研究を進める予定であった。実験システム構築には想定した以上に時間を要してしまった 。また、学内事務手続きに時間を要したことが影響し、機材納入が1月になってしまったため、健常成人を対象とした実験は平成24年度中は行うことができなかった。
平成25年度に入り、健常成人に対する実験を実施した。しかしながら、解析のプロセスにおいて、口唇圧を測定する圧センサーが温度の影響を受け、口唇圧データの精度に問題が発生することが明らかになったため、センサー部に熱電対を追加し、パイロットスタディーを行っている段階である。実験用スプーンの調整が終了し次第、再度実験を開始する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究では、口唇圧測定のために、7つの圧力センサーをスプーンボウル部に取り付けているが、圧力センサーは温度による影響があり、影響の受け方が7つのセンサーそれぞれに差があることが明らかとなった。そのため、7つのセンサーが温度によって受ける影響を補正するために、実験用スプーンを再度作製し直す必要が生じた。改良版の実験用スプーンには、熱電対を組み込み、捕食時の口唇摂食による温度上昇および、被験食品を実験用スプーン上にのせた際の食品の温度からの影響を補正するよう、システムを再構築した。現在、改良版のスプーンを使用してのパイロットスタディーを行っている。口唇圧を測定する圧力センサーの測定結果の精度に問題がなければ早急に、3種類の対象者を対象とした実験(対象:健常成人、成人知的障害者、小児)を実施する予定である。

Strategy for Future Research Activity

精度の異なる圧力センサーの補正をどのように行うかの検討に時間を要してしまった。また、熱電対を追加するための加工に技術を要するため、調整が必要であった。
現在、改良版のスプーンによるパイロットスタディーを実施しており、検証の後速やかに実験に取りかかりたい。
今年度は最終年度となるが、実験の遅延があり、実験データの整理と成果のまとめには、延長が必要となる可能性がある。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

実験用スプーンの改良を行ったため、実験を行うことができなかった。そのため、被験食品購入費が繰り越しとなった。
データ解析スクリプト作製費用、実験用被験食品購入費用をして支出予定である。

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Published: 2015-05-28  

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