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2013 Fiscal Year Research-status Report

拘縮治療に向けた疼痛メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 24500620
Research InstitutionChubu University

Principal Investigator

松田 輝  中部大学, 生命健康科学部, 講師 (40367868)

Keywords拘縮 / 疼痛 / 行動実験 / C線維単一神経記録
Research Abstract

ラットを麻酔下で、足関節を最大低屈位で、前足部から膝関節上部までギプス固定を行い、ラット拘縮モデルを作成した。ギプス固定を行うギプス群と無処置のコントロール群を作成し、足関節の関節可動域、皮膚の機械痛覚閾値、長指伸筋の機械痛覚閾値、ヒラメ筋の機械痛覚閾値をギプス固定前、固定1、2、4週後に測定した。足関節の関節可動域は、コントロール群では変化がなかったが、ギプス群では1、2、4週後で有意に減少した。皮膚の機械痛覚閾値は、コントロール群では変化がなかったが、ギプス群では2、4週後で有意に減少した。長指伸筋の機械痛覚閾値は、コントロール群では変化がなかったが、ギプス群では4週後で有意に減少した。ヒラメ筋の機械痛覚閾値は、コントロール群では変化がなかったが、ギプス群では2、4週後で有意に減少した。
ラット拘縮モデルで、ギプス固定1週間後の長指伸筋、ヒラメ筋を取り出し、in vitroでC線維の単一神経記録を行い、機械閾値、熱閾値、化学刺激に対する反応をコントロール群と比較している。しかし、C線維の単一神経記録は、難しくまだ、記録した個数が少ない。今後、個数を増やし拘縮による神経の変化を調べていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

ラット拘縮モデルで、ギプス固定1週間後の長指伸筋、ヒラメ筋を取り出し、in vitroでC線維の単一神経記録を行い、機械閾値、熱閾値、化学刺激に対する反応をコントロール群と比較している。しかし、C線維の単一神経記録は、難しくまだ、記録した個数が少ない。今後、個数を増やし拘縮による神経の変化を調べていく。

Strategy for Future Research Activity

ラット拘縮モデル群とコントロール群で拘縮による末梢神経機構の変化を長指伸筋、ヒラメ筋の筋―神経標本を用いて調べる。以下の5項目の反応を調べる。
1)機械刺激(10秒間で0~196 mNの鋸歯状刺激)を行い、反応閾値、放電数。
2)ATP 1μM、100μMを30秒間投与し、放電数。
3)pH7.4、pH6.2溶液を30秒間投与し、放電数。
4)熱刺激(34-50℃)を行い、反応閾値、放電数。
5)その後、記録したC線維の特性を調べるために、ATP 10 mM、BK 10 μM、Capsaicin 1 μMを30秒間投与し、放電数。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究の遅れにより、長指伸筋のC線維単一神経記録の実験が出来なかったため、消耗品費を繰越すこととなった。
長指伸筋のC線維単一神経記録の実験に必要な消耗品を購入する予定である。

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Published: 2015-05-28  

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