2014 Fiscal Year Research-status Report
音声画像を用いたウエアラブル聴覚代行・補助システムの開発
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24500650
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
上田 裕市 熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (00141961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂田 聡 熊本大学, 自然科学研究科, 助教 (80336205)
池田 隆 久留米工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80222884)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 音声情報処理 / 聴覚障害者 / DSP / 補聴器 / 可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
従来のシングルDSPチップ上での音声分析処理に加えて、画像表示機能及び補聴処理機能の追加のために新たなDSPチップを組み込んだデュアルDSP構成とする処理基板の設計を行った。さらに、未完成であったオーディオ入出力機能のためのUSBインタフェースおよび画像出力機能のためのHDMIインタフェースの組み込みを想定した基板の回路設計を行った。 これらの研究成果は、電子情報通信学会九州支部学生会講演会、高専シンポジウム及び高専紀要において公表した。なお、回路設計結果を外部発注により回路基板を製作するまでは至らなかったため、平成27年度までの継続申請を行い、承認された。このため、ウエアラブル装置としては平成27年度に実施することになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画ではハードウエアとしてのウエアラブルシステムの完成を予定していたが、設計・仕様確認に多くの時間を要したために回路製作までには至らなかった。そのため、一部の研究経費と共に、1年間の継続を申請して承認された。
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Strategy for Future Research Activity |
継続が許可された本年度は、早急に、継続研究経費により回路製作を開始し、総合的な性能評価に持ちこむ予定である。
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Causes of Carryover |
本年度はウエアラブルシステムの評価まで実施する予定であった。必要な処理のDSP動作確認は終わっているが、ウエアラブル化には独自の装置開発の必要性が確認された。このため、自前で回路設計と製作を行うように計画修正した。購入予定のノートPC購入費をこの開発費に充当する予定であったが、設計と検証に多くの時間を要し、回路制作まで年度内終了が難しいことが判明した。結果的に、未使用額(次年度使用額)が生じ、研究期間の継続申請を行い、平成27年度までに終了する計画に修正した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
回路製作に充てると共に、性能評価の検証のための費用に充てる予定である
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