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2014 Fiscal Year Research-status Report

幼児期の身体活動が前頭前野機能の発達と知能に与える影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24500685
Research InstitutionNihon Fukushi University

Principal Investigator

原田 妙子  日本福祉大学, 健康科学研究所, 研究員 (60525963)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords発達 / 認知 / 前頭前野
Outline of Annual Research Achievements

幼児期の身体活動が前頭前野機能の発達と知能に及ぼす影響について明らかにすることを目的として研究を実施した。しかし、前年度懸念であった、身体活動のデータが被験者から正確に得られたものが少ないということが判明し、子どもの正確なデータを得ることに専念したが、保護者の協力を十分に得られることができず不十分な結果となってしまった。そこで、計画をやや変更して、認知機能に関するデータを正確に且つ多く収集することに専念した。その結果約400名のデータを得ることができ、またその結果が有益なものであったので、現在論文として執筆中である。
結果の内容は、子どもの前頭前野機能の発達を推定しうる課題が信頼性のある課題であるということ。また、この脳領域の機能が知能でなく年齢に依存して発達している可能性を示唆するものである。現在まで、子どもの前頭前野の発達に関しては少しずつ明らかになってきてはいるものの、特に前頭極の発達については明らかでなかった。この点で今回の研究の結果は子どもの脳の発達の知見として新しく、また教育の知見としても有意義なものとなりうる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

前年度から懸念であった、身体活動のデータが被験者から正確に得ることが困難であるという問題を解決するために努力したものの、最終的に保護者の協力を十分に得られることができず今年度もこのデータが結果として公表できるレベルに達しなかった。そこで、計画をやや変更して、認知機能に関するデータを正確に且つ多く収集することに専念したため、時間がかかり遅れが生じた。

Strategy for Future Research Activity

今回得られたデータにより、子どもの前頭前野機能の発達を推定しうる課題の信頼性を評価できるような結果となった。また、この脳領域の機能が知能でなく年齢に依存して発達している可能性を示唆する結果となった。今回の研究の結果は子どもの脳の発達の知見として新しく、また教育の知見としても有意義なものとなりうると思われることから、論文として執筆中である。今後は、速やかにこれをまとめ、国際誌へ投稿する予定である。

Causes of Carryover

申請者が妊娠出産のため育児休暇を取っていた期間に研究を休止していたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度が最終年度となるため、研究論文の校正と投稿に必要な費用として、さらに研究成果発表に直接必要となる子どもの評価に関わる情報収集のため、海外渡航費や参加費として利用する予定である。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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