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2012 Fiscal Year Research-status Report

ゲームの発展過程に対応したゴール型ゲーム教材の開発及び有効性の検討

Research Project

Project/Area Number 24500701
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

米村 耕平  香川大学, 教育学部, 准教授 (20403769)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordsゴール型ゲーム教材開発 / 戦術学習
Research Abstract

平成24年度は、学習者のゲーム様相の発展過程に対応したゴール型ゲーム教材の開発および指導プログラムの作成と、その教材・指導プログラムについての予備調査を行った。
佐々木(1963)や橋本(1699)、吉井(1970)、江刺(1978)、瀧井(1988)といったゲーム様相の発達過程に関する論文を中心にゲーム様相の発達段階について検討し、筆者ら(2011)が行った先行実践研究を元に、学習者のゲーム様相に対応したゴール型ゲーム教材の開発を行った。
開発された教材の有効性および課題について明らかにするために、開発された教材を用いた附属中学校の体育授業実践を対象とした予備調査を行った。予備調査では、授業そのものの正否を確かめるために、体育授業の形成的授業評価票(高橋,1994)を適用し学習者が満足する授業であったかどうか検討した。また、開発された教材の有効性については、対象授業のゲームをVTRにて撮影し、ゲーム中に発揮された学習者のゲームパフォーマンスをGPAI(グリフィン,1999,pp.200-207)を用いて評価・分析を行った。くわえて、実施した授業者へのインタビュー調査を実施し、授業者の立場から認められた成果と課題について検討した。
以上の分析方法から得られたデータから開発された教材を用いた体育授業は学習者が満足する授業であったこと、学習者のゲームパフォーマンスを高めることができたことが明らかになった。授業者のインタビューからも、教材の価値、特に体育授業や運動を苦手とする学習者への効果が確認された。24年度の取り組みで明らかになったゴール型ゲーム教材の有効性及び課題をもとに改善・修正を加え、学習者のゲーム様相の発展過程に対応したゲーム教材の試案を完成させることができ、平成25年度に向けた各学年段階への適用実施準備が整った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ゲーム様相の発達過程に関する論文を中心にゲーム様相の発達段階について検討し、筆者ら(2011)が行った先行実践研究および今年度収集した情報等を元に、学習者のゲーム様相に対応したゴール型ゲーム教材の開発を計画通りに行うことができた。
くわえて、開発されたゴール型ゲーム教材を附属坂出中学校の体育授業にて適用し、その有効性および課題を明らかにした。
以上の取り組みから、小学校中学年、高学年、中学校1,2年の各学年段階に適切な教材の配列案を作成し、その有効性および課題の分析・検討の準備がほぼ整った。

Strategy for Future Research Activity

開発されたゴール型ゲーム教材を適用し作成された指導プログラムを香川大学教育学部附属小学校の3・5学年及び附属中学校1年の体育授業を対象に調査を行い、作成された指導プログラムの有効性を検討する。さらに平成26年度には、25年度と同じクラスを対象にした継続調査を行い作成された指導プログラムの系統的発展性について検討を行う。
平成24年度の研究で開発されたゴール型ゲーム教材を適用した体育授業を香川大学教育学部附属小学校の3・5学年及び附属中学校1年に実施する。実施された授業におけるゲームは、1コート1台のビデオカメラを用いて撮影し、ゲームはGPAIを用いて評価・分析を行う。ゴール型ゲーム教材の有効性については、対象学習者のGPAIスコア値および単元を通したスコアの変容から検討する。体育授業の評価については、体育授業の形成的授業評価票を適用し学習者が満足する授業であったかどうか検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

該当なし

URL: 

Published: 2014-07-24  

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