2012 Fiscal Year Research-status Report
大学生の運動習慣形成を促進させる体育授業が体力・健康・生活習慣に与える効果の検討
Project/Area Number |
24500711
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
加藤 知己 東京電機大学, 未来科学部, 教授 (90214387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 浩昭 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (30208160)
木村 憲 東京電機大学, 未来科学部, 助教 (60408648)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 体育授業 / 運動習慣 / 大学生 / 体力 / 健康度 / 生活習慣 |
Research Abstract |
本研究は、大学新入生を対象として、体育授業を通じて運動習慣を奨励し、その効果を体力、健康度および生活習慣の側面から検討することを目的としている。 研究対象となる体育授業(平成24年度前期開講)の受講者数は約450人であった。この受講群に対して、当初の研究計画通りに、4月の学期始めと7月の学期末に体力測定および健康度・生活習慣調査を実施した。また、当該授業受講前の運動習慣レベルの調査ならびに受講期間中の運動実施回数の記録・運動習慣レベルの調査を実施した。 一方、対照群となる実験協力者の募集は、学生ポータルサイトや掲示物、印刷物の配布によって行い、初回申込み時点においては116人の応募があった。この内4月の測定・調査に参加した者は96人であり、最終的に7月の測定・調査にも参加した者は81人であった。 これら測定・調査は、東京電機大学ヒト生命倫理委員会の承認を得て、受講群・対照群ともに必要事項を説明した後同意書をとり実施した。 測定・調査データは、現在、統計的分析の準備を行っている状況にある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
受講群・対象群ともに測定・調査自体は支障なく実施することができた。 受講群についてはほぼ想定したデータ数を得ることができたが、対照群については、最終的に得られたデータは、当初計画における想定数よりもやや少ない数となった。これは、実験協力者が、初回申込み時点から、4月測定時点と7月測定時点のそれぞれにおいてドロップアウトする者が幾分(15~18%)生じたためである。次年度以降は、この点について改善してゆく必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
対照群データ数をより多く確保するために、実験協力者募集の周知時期を可能な限り早めたり、実験協力者への謝金を幾分増額するなどして対応したいと考えている。また、測定日の時間帯を選択する自由度を実験協力者に可能な限り与え データの脱落を抑制してゆきたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験協力者や実験補助者への謝金、あるいは調査票の購入費用に充てたいと考えている。
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