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2014 Fiscal Year Annual Research Report

女子サッカーの競技力向上を目指して

Research Project

Project/Area Number 24500754
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

吉村 雅文  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (10210767)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 浩  順天堂大学, 医学部, 准教授 (10301508)
長尾 雅史  順天堂大学, 医学部, 助教 (50384110)
青葉 幸洋  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教 (50561643)
福士 徳文  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助手 (70616185)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords女子サッカー選手 / フィジカルフィールドテスト / GPSシステム / 技術・戦術 / ACTN3遺伝子多型 / 下肢パワー測定 / ターン能力
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、日本において益々発展が予測・期待される女子サッカーに焦点をあて、女子選手の体力要素に関してGPSを用い測定・分析を行うと共に、女子選手の傷害についても調査・分析を行い、競技力向上のための科学的・医学的データの蓄積を目的とした。
平成26年度は、日本人女子サッカー選手のストロングポイントと言われているアジリティ能力に関して、20m直線走および判断を伴う方向転換走を測定し競技レベル間で比較を行った。その結果、女子サッカー選手においては、判断を伴う方向転換走において、20m直線走の能力が反映されない可能性が示唆された。また、20m直線走において競技レベル上位群と下位群には有意な差が認められなかったが、判断を伴う方向転換走において有意な差が認められた。
研究全体を通して、女子選手の競技力向上を検討する際、サッカーの特性、男子ではなく女子選手であることを鑑み、単にJFAのフィジカルフィールドテストを用いて検討するのではなく、各選手の試合中に発揮される、移動スピード、移動距離等を指標とした。また、女子選手の下肢パワーに着目し、超音波診断装置を用い、大腿前部の筋厚・皮下脂肪厚の計測、CMJ、SQJ、膝関節伸展・屈曲筋筋力を測定、瞬発系の力と関係があるのではないかと言われているACTN3遺伝子多型について調査を行った。さらに、試合中の技術・戦術的な要素として、ボールの移動距離、ショートパス・ロングパスの本数とエリアの関係に関しても、男子との比較、レベル別の比較を行った。
研究全体を通じて、試合中に発揮される移動スピード、移動距離、大腿前部の筋厚および皮下脂肪厚、CMJ、SQJ、判断を伴う方向転換走は、女子サッカー選手の競技力向上のための基礎資料となり得ることが示唆された。また、女子サッカー選手の傷害についての医学的基礎データの蓄積は今後も継続し、分析する予定である。

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Published: 2016-06-01  

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