2014 Fiscal Year Annual Research Report
児童生徒の適応支援と発達支援を目指した身体活動プログラムおよび指導指針の作成
Project/Area Number |
24500756
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
北村 薫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60138360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今関 豊一 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (30353410)
田中 純夫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90286170)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | スポーツ社会学 / 社会性と情動の学習 / 運動プログラム / 適応支援 / 発達支援 / 指導指針 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)児童生徒の社会性を促進するための運動プログラムの実施とその評価 児童生徒の学校生活における適応を促進させるために、社会性の獲得を目的とした身体活動を伴うプログラム(運動プログラム)を不登校の児童生徒が通う千葉県A市教育委員会が設置する適応支援センターにおいて5回実施した。運動プログラムは野外教育や様々な心理教育技法の中で特に社会性の学習が可能となるような課題をとりあげた。また理論背景には小泉(2005)が作成した社会性と情動の学習(SEL)プログラムを選定し、この枠組みの中にある基礎的社会的能力とされる5つのスキルが獲得できるように運動の内容とねらいを選択し再構成したものである。 評価については、運動プログラム実施前に適応支援センターの職員により、通所する児童生徒に対して発達面や行動の特徴についてのスクリーニングを行った。また、運動プログラムの実施にあたってはビデオを撮影し、児童生徒の運動プログラムにおける活動の取り組み方について社会性に焦点を当てて評価項目の評定を行い、それを社会的行動得点として算出した。その後、児童生徒の運動プログラムにおける活動の取り組みの結果から、社会的行動得点の傾向から得点が上昇している「①社会性上昇群」、得点が変わらない「②社会性不変群」、得点が低下している「③社会性低下群」の3群に児童生徒を分類し、実際の運動プログラムにおける活動と児童生徒の特性やパーソナリティーとの間の関連性を検討した。自閉症スペクトラムの指数であるAQの得点については「①社会性上昇群」よりも「②社会性不変群」の方が有意に高くなっており、自閉症スペクトラムの特性により社会性の獲得が困難になっている状況が示唆された。 (2)運動プログラムを基とした指導指針の作成 上記の運動プログラムをもとに教員用の指導指針を作成した。詳細に関しては、研究成果報告書に記入した。
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Research Products
(1 results)