2013 Fiscal Year Research-status Report
恩恵チャネルに注目した身体活動プロモーション戦略の開発と効果検証
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24500763
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中村 好男 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00198251)
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Keywords | 身体活動 / ウォーキング / スポーツ実践 / プロモーション / 恩恵認知 |
Research Abstract |
平成25年度は、前年度調査のモニタを対象として、Webを用いた追跡調査を実施した。そのデータは現在分析中であり、投稿準備を進めているところである。ところで、本研究では、ウォーキング行動の促進に貢献する恩恵チャネルとして「健康」、「趣味余暇活動」、「社会とのつながり」、「環境保全」の4つの要素を設定したが、前年度の研究において「環境保全」の要素にも有意な効果が認められたことから、本年度は、「身体活動促進が健康だけでなく、環境保全にも役立つ」(身体活動のトロント憲章)との観点から、Eco-Friendly Attitude(EFA)と総身体活動量(IPAQ;150分以上/週)との関連についてロジスティック回帰分析によって検証した。その結果、EFAは5項目で偏りがみられたが、最終的に4項目で信頼性、妥当性が確認できた。ロジスティック回帰分析の結果、総身体活動量(150分以上/週)と有意に関連していたのは、EFA高群(OR=1.43,95%CI=1.15-1.78,p=0.001)であった。結論として、EFAと身体活動が関連していたことが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年春に提出した交付申請書に従って、着実に研究を進め、当初の計画通りの調査を実施した。また、この他に、環境保全の観点からの恩恵認知と態度に着目して、追加調査を行った。得られた結果に基づいて投稿準備中であり、次年度の研究進捗にも支障がない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、本研究の最終年度であり、これまでに得られた結果を解析し、学会発表・論文執筆に取り組むと共に、ウォーキング行動促進のための実践モデルを検証する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度に予定していた調査ならびに資料整理(論文作成)に関して、委託調査費用が当初の計画よりも安価に済んだことと、一部調査結果の分析が遅れて次年度に持ち越されたために、人件費の支出が抑制されたため。 次年度(平成26年度)は、25年度から持ち越された結果解析ならびに成果発表のための人件費あるいは旅費に充当する計画である。
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