2012 Fiscal Year Research-status Report
高地トレーニングにおける温・水浴リカバリー処方の開発
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24500784
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
禰屋 光男 東京大学, 総合文化研究科, 助教 (30359640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠原 政志 国際武道大学, 体育学部, 助教 (10535496)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | リカバリー / 高地トレーニング / クライオセラピー |
Research Abstract |
高地・低酸素環境を利用するトレーニングでは通常のトレーニングと比較して、生理的ストレスや疲労が増大すると考えられるが、高地・低酸素環境を利用したトレーニング時のリカバリー処方に関する研究はほとんど報告されていない。これまでの総ヘモグロビン量や最大酸素摂取量の増加による有酸素能力の向上を競技パフォーマンスの向上に直結させるために、筋痛や疲労、生理的ストレスを低減させるリカバリー処方を検討することは非常に重要であると考えられる。そこで本研究の目的は、高地・低酸素トレーニングを実施した際の疲労及び生理的ストレスを除去するための温・水浴リカバリー処方を検討することである。 H24年度は冷水浴及び温水浴を利用したリカバリーとして現状実施されているいくつかの方法について比較検討を行うために情報の収集を行った。また、液体窒素を使用するWhole Body Cryotherapy (WBC)の効果についても情報収集を行った。冷水浴についてはアクアリカバリーを健康増進などの目的で提供している施設の視察、Australian Institute of Sport (AIS)のDepartment of Recoveryのスタッフなどとの効果検証に関する研究の進め方などについて情報交換を行った。さらに、冷却により得られるリカバリーの効果の生理的指標として、これまでの研究で報告されている生理反応(深部筋温、皮膚表面温、動脈血流量および血流速度、血圧、心拍数などの変化)の中から、実効性のある項目をあげ、次年度の研究開始の準備を行った。 一方、高地トレーニングに関する運動パフォーマンス向上に関するいくつかの成果を日本体力医学会で報告し、高地トレーニングの効果に関する情報交換も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究対象となる競技者の条件を絞り込むためにはいくつかの水浴リカバリーの運用方法についての情報を取得することが必要であることが判明したため、H24年度はその情報収集を実施したため、本格的な実験を行うまでに至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本格的な研究実施のための研究対象者の選定、リカバリー処方を行う施設の整備を行い、高地・低酸素トレーニング合宿を利用したデータ収集を実施する予定である。そのため、必要な機器の購入、予備的データ収集を行い、その後合宿を実施する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
競技パフォーマンス向上に向けたリカバリー処方の実情調査のための旅費、測定データ収集、解析のための機器の購入、予備的データ収集に関する被験者に対する謝金、交通費、などを支出する予定である。
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Research Products
(1 results)