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2013 Fiscal Year Annual Research Report

高地トレーニングにおける温・水浴リカバリー処方の開発

Research Project

Project/Area Number 24500784
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

禰屋 光男  東京大学, 総合文化研究科, 助教 (30359640)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 笠原 政志  国際武道大学, 体育学部, 助教 (10535496)
Keywordsリカバリー / クライオセラピー / 高地トレーニング / アクアリカバリー
Research Abstract

高地・低酸素環境を利用するトレーニングでは通常のトレーニングと比較して、生理的ストレスや疲労が増大すると考えられるが、高地・低酸素環境を利用したトレーニング時のリカバリー処方に関する研究はほとんど報告されていない。これまでの総ヘモグロビン量や最大酸素摂取量の増加による有酸素能力の向上を競技パフォーマンスの向上に直結させるために、筋痛や疲労、生理的ストレスを低減させるリカバリー処方を検討することは非常に重要であると考えられる。そこで本研究の目的は、高地・低酸素トレーニングを実施した際の疲労及び生理的ストレスを除去するための温・水浴リカバリー処方を検討することである。
調査として冷水浴及び温水浴を利用したリカバリー(アクアリカバリー)としてこれらを現状実施している施設を訪問し、Australian Institute of Sport (AIS)ではDepartment of Recoveryのスタッフなどとの効果検証に関する研究の進め方などについて情報交換を行った。
また、液体窒素を使用するWhole Body Cryotherapy (WBC)の効果についても検討した。運動習慣のある10名の成人男子を対象として、安静時にWBCに2分間曝露された場合の曝露の大腿部深部温(体表から5㎜、10㎜の温度)の経時的変化を室温環境下曝露時と比較した。その結果、WBC曝露時では室温条件と比較して、曝露後60分まで最大で約0.4℃(表面から10㎜深部)、0.8℃(表面から5㎜深部)低い状態が続いた。深部温の結果からは2分間のWBCでは持続的な筋の冷却効果があると考えられるが、今後運動直後のWBC曝露による体温変化を検討することも必要であると考えられる。また、高地トレーニングで利用される立地では温泉施設が利用可能な場合も多く、冷水や温水の利用も検討する必要があると考えられる。

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Published: 2015-05-28  

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