2014 Fiscal Year Annual Research Report
骨格筋から分泌される因子と運動が及ぼす影響についての基礎的研究
Project/Area Number |
24500864
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
飯塚 健治 北海道医療大学, 薬学部, 教授 (10344467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平藤 雅彦 北海道医療大学, 薬学部, 教授 (20142987)
町田 拓自 北海道医療大学, 薬学部, 講師 (90433424)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ミオカイン / 骨格筋細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
「骨格筋細胞から分泌される因子の概要と、擬似的運動負荷の影響の有無についての検討」では、アレイを用いて84種類の因子の遺伝子発現について検討を行った結果、擬似的運動負荷を加えた骨格筋細胞において、以前の検討で増加が示唆されたFGFを含む12種類の因子の遺伝子発現が2倍以上の増加を示し、これらと異なる12種類の因子の発現が逆に半分以下に減少した。そこで特に6倍以上の増加を示したinhibinについて、実際に培養液中の因子の濃度を測定した結果、蛋白質レベルでも圧負荷をかけた細胞からの分泌が増加を示す事が明らかになった。 「病的環境における骨格筋細胞からの分泌因子の変化の有無についての検討」では、重症な糖尿病での血中濃度に近い400mg/dlのグルコース濃度環境下で骨格筋細胞を培養し、さらに圧力負荷の存在下で検討を行った結果、通常の糖濃度に比べてinhibinの遺伝子発現がさらに増加を示し、高グルコース環境は骨格筋細胞の内分泌機能に影響を及ぼす可能性が高いと考えられた。 「 培養脂肪細胞に対する作用の有無についての検討」では、上述の環境で変化が現れた骨格筋細胞の培地を保存し、これを脂肪細胞の培養液に加えて、骨格筋細胞から放出された因子が、ヒト脂肪細胞から放出されるサイトカインに影響を与えるか否かを検討した、抗体アレイを用いて、ヒト脂肪細胞の培地に放出されたサイトカインの変化を同時に検討した結果、複数のサイトカインの濃度が2倍を超えて増加した。
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