2014 Fiscal Year Research-status Report
在宅療養・介護における高齢者のQOLを支える在宅ケアモデルの構築に関する研究
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24500897
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
沖中 由美 島根大学, 医学部, 講師 (50310892)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 在宅ケア / QOL / 独居 / 夫婦 / 高齢者 / 老い |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者のQOLを支える在宅ケアモデルの構築に向けて,平成25年度に実施した「在宅療養における独居高齢者の老いの生き方と生活体験」に関する面接調査の分析結果に基づいて,平成26年度は,質問紙調査票を作成し調査を実施した。さらに,平成25年度に実施した農村部の要支援・要介護認定を受けている独居高齢者5名に継続調査を実施した。 質問紙調査では,中国・四国地方の居宅介護支援事業所と地域包括支援センターに調査票配布の協力を依頼し,265事業所の協力を得て1058名に調査票を配布した。調査内容は,基本属性,健康状態,老いの生き方,ソーシャルネットワーク,ソーシャルサポート,利用サービスの種類等とした。対象者は,独居高齢者735名(有効回答率69.5%),平均年齢83.2±6.6歳,独居期間13.1±12.6年であった。農村部のひとり暮らし高齢者の老いの生き方は年齢層により異なることが認められた。ひとり暮らし高齢者の健康状態と老いの生き方との関連についてさらに分析を重ね,Quality of lifeを支えるケアのあり方について検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の実施計画に基づいて独居高齢者に対する質問紙調査票を作成し,質問紙調査を実施するとともに,継続調査として予定者の半数について面接調査を実施したため,研究計画に基づいてほぼ順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度実施した質問紙調査により得られたデータの分析を進めるとともに,面接調査を継続的に実施する。
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Causes of Carryover |
実施計画に基づいて質問紙調査票の作成および調査を実施したが,面接法による継続調査についてはスケジュール調整の都合により対象者全員に面接を実施するに至らなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は面接法による継続調査を実施するとともに,今年度実施した質問紙調査の分析および結果公表のための資料作成を行う。
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