2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the Down's syndrome body growth evaluation system using the handheld unit that a child care persons can daily use
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24500908
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
高木 晴良 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (90187930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 貴子 東京家政大学, 家政学部, 教授 (50236246)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ダウン症 / 身長 / 体重 / 成長曲線 / 身長増加率 / 体重増加率 / 携帯端末 |
Outline of Annual Research Achievements |
東京・静岡の2カ所で行ったアンケート結果と、都内のDown症外来におけるカルテデータを解析した。5~17歳の身長と体重について、1か月あたりの増加率を計算し、まず男女でその変化を比較してみた。身長については、5~10歳まで男女とも年4.5%前後の増加であるが、11歳から男女で有意な差がみられ始め、男児は年5.5%まで増加率が増えるが、女児は年4%に留まったままであった。その後、女児は12歳から、男児も13歳から増加の現象がみられ、17歳以降は、男女共に身長の増加が止まるようである。体重については、男女共に、5歳時に年1.5%程度だった増加率は、徐々に増加し、11歳で年3.3%程度になった。その後女児の増加率は減少を始めるが、男児は12歳時に年4.1%とピークになり、その変化は男女で有意に異なっていた。 最終年度に、最初にアンケートに協力してもらった団体に対して、WEBサービスに関しての使い勝手を評価するための調査を行う予定であったが、団体側の事情と、予算の不足によって、現在まで行えていない。代わりに、複数の協力者による聞き取り調査を行い、そのアドバイスを基に、インターフェイスの改良をし、Windows10への対応も行った。 成長曲線の表示方法としては、従来のパーセンタイル表示の成長曲線グラフにプロットする方法だけでなく、現在の性別・年齢・身長・体重などの状況から、今後3か月間(1歳未満の場合)及び1年間(1歳以降の場合)の身長や体重の増加率を予想し、その成長予想をグラフ上で表示するタイプのインターフェイスの開発を行った。ただし、実際に使った感想からは、「返って分かりにくい」という評価があり、今後の対応を検討している。
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Research Products
(4 results)