2012 Fiscal Year Research-status Report
青少年の食生活改善のための家庭連携型新食育プログラムの効果の評価
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24500991
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
渡邉 純子 熊本県立大学, 環境共生学部, 特任准教授 (70589978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 満利子 昭和女子大学, その他の研究科, 教授 (20175128)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | クラスター無作為化比較試験 |
Research Abstract |
本研究は青少年の食生活改善のための家庭連携型新食育プログラムを開発評価することを目的としている。研究期間中に開発した新食育プログラム(介入)の効果については、最もエビデンスの高いと考えられるクラスター無作為化比較試験として非介入群と比較するための研究プロトコルを作成し、それに則り同試験を実施した上で評価を行う。 初年度の平成24年度は、4~5月にかけて先行研究の検討を行った。6~10月には効果的プログラムの確定に向け、熊本県内中学1年生・2年生計1182名に対して「生活習慣と健康の調査」を実施し、生活習慣と朝食摂取および愁訴の関連について実態把握を行った。 11~1月は実態を反映した新食育プログラムのプロトコルを検討し確定した。2~3月は食育担当者の教育等介入研究の準備および新食育効果について評価を行うためのクラスター無作為化比較試験を実施する対象校のリスト作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
青少年の食生活改善のための家庭連携型新食育プログラムを開発評価するための初年度の取組は9割を達成した。理由は、研究目的のとおり先行研究を検討した上で、対象とする熊本県内中学生1年生および2年生を選定し、研究プロトコル作成に向けた「生活習慣と健康についての実態調査」を行い、その結果に基づき、研究プロトコルを確定した ことによる。 年度末にかけて、食育担当者の教育等介入研究の準備および新食育効果について評価を行うためのクラスター無作為化比較試験を実施する対象校のリスト作成が予定より若干 時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度に続き、2年度の平成25年度は、新食育プログラムの効果について評価を行うためのクラスター無作為化比較試験を実施する。4月は対象校の介入群および非介入群の割り付けと、食育担当者の教育等を行う。5~10月は新食育第1期群の介入試験、10~3月は新食育第2期群の介入試験を行う。 3年度の平成26年度は、2年度の研究成果に基づき、新食育効果の評価を解析し、研究成果のまとめを行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
新食育プログラムの効果について評価を行うためのクラスター無作為化比較試験を実施するため、管理栄養士をはじめとする教育スタッフの人件費の計上が初年度の研究費使用状況と大きく違うところである。また初年度の研究成果を広く周知し、論文にするための各学会や研究会への参加が考えられ、そのための旅費も初年度より計上額が増える予定である。
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Research Products
(4 results)