2012 Fiscal Year Research-status Report
地域社会における知の交流を促進する教育システムの構築
Project/Area Number |
24501067
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
磯崎 俊明 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60531457)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
中村 純生 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 准教授 (20367444)
竹俣 一也 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50167491)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 科学的リテラシー |
Research Abstract |
本研究の目的は持続可能社会を実現するためには次代を担う若者の科学的リテラシーを向上させ、地域の知識基盤を構築していくことである。そのための活動として次の2つの講座の実施を通し、教育プログラムを開発・改善していく。1)科学研修型講座として大学の研究室に児童生徒を招き体験講座を実施する。2)地域巡回型講座として学校や各種施設を訪問し、科学講座を実施する。これらより地域における科学を基盤にした生涯学習力を向上させていく。 24年度は下記内容の研究を実施した。 1)中学生および高校生を対象とした科学研修講座を実施する。ここではデザインプロジェクトを実施する。CDIOプロセスを意識した教育プログラムを開発した。CDIOプロセスにおいて特にユーザの気持ちになってものづくりを進めることの必要性が教えることができるプログラムを構築した。また、このプログラムにより学習者は自らのアイデアを形や絵で表現する大切さを理解できるようになっている。 2)国立天文台4D2U/MITAKAコンテンツを用いた訪問科学講座を実施した。石川県内の学校や施設を訪問し、宇宙をテーマに科学を学ぶことの面白さを伝えた。このコンテンツを用いて科学を語ることができる若者を育成できないかを検討した。 3)持ち運び可能な立体視投影システムを開発し、訪問活動の機動力を向上させた。訪問活動からこのシステムを改善した。設計において重視したのは航空機搭載可能サイズできないかであった。その条件下で立体視投影システムを開発することに成功し、実際に訪問地域が飛躍的に向上した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
立体視投影システムの開発が予定通り進んでおり、それを用いた訪問講座が実施できているため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通りに推進する。引き続き、訪問講座を実施しながら効果的な教育プログラムを検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度開発した立体視投影システムの改善を検討する。筐体サイズの縮小化に研究費を使用する。立体視投影システムを使用する場所、また機材の移動にかかる手間を考えると縮小化検討は重要である。筐体の縮小化に合わせてそれに適したプロジェクタ等が必要になるのでそれに対しても研究費を使用する。
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