2013 Fiscal Year Research-status Report
科学技術理解増進モデル サイエンス・ポット(マルチスケール階層化体感広場)の構築
Project/Area Number |
24501080
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
星屋 泰二 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 関西光科学研究所 管理部, 嘱託 (20446404)
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Keywords | 全体像 / エネルギー / パワーズ・オブ・テン / 階層化 / 社会連携型 / 地域共生型 / 課題設定型 |
Research Abstract |
サイエンス・ポット(マルチスケール階層化体感広場)モデルに関連し、前年度に実施した活動に引続き、教員研修、サイエンス・フェスティバル及び派遣講座等の科学技術理解増進活動事業に適用した。 1. 社会連携型活動の視点から実施した教員研修では、電気をテーマとした科学実験について、エネルギー分野において、パワーズ・オブ・テン(POT)の概念(十のべき乗)を導入することにより、学科内容の全体像を容易に伝えられることが判明した。あわせて、体験実験及び演示実験の有効性についても実体験できた。 2. 地域共生型活動の観点から、地域の行政・教育機関との連携企画であるサイエンス・フェスティバルや、連携・融合企画であるやましろのタカラフェスティバルについて、科学部会における総括及び調整等の中核的役割を担い、一般及び児童等を対象として、新たな発見と科学技術に関する興味及び関心の増加に繋がる効果的動機づけ効果が得られた。今後は、継続的実施にむけての検討が重要な課題となっている。 3. 課題設定型活動として実施したサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)事業では、前年度の反省点を踏まえ、授業の進捗度と新学習指導要領とのさらなる整合を図り、エネルギー、粒子分野及び、生命と地球分野において、学年別の実施効果を求めた。前年度からの持続的実施に伴い、探求心の向上に繋がる顕著な成果が得られており、理科嫌いの低減に大きく寄与している。また、キャリア教育への影響として、一定の効果が得られつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
社会連携型活動、地域共生型活動及び課題設定型活動について、教員研修、サイエンス・フェスティバル、派遣講座(SPP)等の各実践例についてサイエンス・ポット(マルチスケール階層化体感広場)モデルの適用性を検討した結果、各基本構成要素の及ぼす影響の他に、動機づけ、興味づけや探究心等の分析評価データについても支配因子が得られるとともに、その相関因子について解析できる目処が得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、教員研修、サイエンス・フェスティバル、派遣講座、実験教室について、光科学を中心としたエネルギー環境教育を中核として展開する。前年度から開始した重畳(シナジー)効果、連携融合効果及び非線形効果について評価解析が可能となる、新たな連携融合型事業を実践し、モデル構築と方法論の実証に向けた相関データの取得を図るとともに、上記効果の全容について俯瞰する。
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Research Products
(2 results)