2015 Fiscal Year Annual Research Report
文脈に基づいたアプローチによる粒子の量概念の育成プログラムの開発と評価
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24501113
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
寺田 光宏 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (40514641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, その他部局等, 研究員 (40200951)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 科学教育 / 化学教育 / 粒子量概念 / モル概念 / 文脈基盤学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下の3点のような研究実績があった。 1.ドイツにおける文脈を基盤とした学習の現状を明らかにした。(1)Chemie im Kontextプロジェクトは,中等教育化学の質的改善を目的として文脈と基礎概念との関係と多様な授業形態をもつ後期中等教育版と,教育スタンダードとの関係を重視した前期中等教育版があり,本研究の基盤をなすものになった。(2)教育スタンダード・化学はコンピテンシー指向し,課題事例が文脈で表現され,コンピテンシー領域と要求領域との関係が参考になった。 2.粒子量概念及びプレモル概念の獲得の現状を明らかにした。モル概念を学習する前の高校1年生,また中学生において現教育課程の粒子の系統性の指導もあり教科書には絵の記載があるが生徒自身は粒子の量概念が不足していることが明らかになった。 3.粒子量概念(モル概念)獲得のための3次元の文脈を基盤とした教材を開発した。3次元の文脈とは,個と物質量,質量と物質量,体積と物質量にそれぞれ対応するものである。例えば,個と物質量及び質量と物質量の関係では,紙の製造,卸からエンドユーザーにおける計測の文脈が有効である。
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Research Products
(9 results)