2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24501141
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
高橋 健一 広島市立大学, 情報科学研究科, 教授 (10126922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 通将 広島市立大学, 情報科学研究科, 助教 (10636202)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 休憩時間 / ゲーム / 脳波 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度では、学習者がe-ラーニングシステムを使用して学習中に、画面を見て問題を解いているかどうかを検出するため、webカメラによる顔検出の高精度化を図った。ここでは、顔が画面を見ている場合、集中しているという仮定のもとに、顔、目、鼻、耳の検出を行い、最も精度のよい組み合わせを実験により決定した。また、マウスが30秒以上、動かない場合も集中していないと仮定した。さらに、前フレームとの差分を取ることで、体の動きを検出した。これらの組み合わせにより、集中度を測定し、集中していない場合には、警告するシステムにより、学習実験を行った。実験の結果、集中度を検出して警告するシステムを使用した学習者のほうが学習効果が高いことがわかった。 次に、休憩時間における学習者の過ごし方が、学習に与える影響について調査した。休憩時間の過ごし方として、動きの激しゲーム、静かなゲーム、何もしない、読書をする、音楽を聴く、を取り上げた。数式問題を15分、休憩時間3分として、学習実験を行った。また、脳波の測定を行い、脳波から集中度を検出した。実験結果から、休憩時間は何もしないで静かにしておくのが最も良い結果となった。ゲームでは、静かなゲームのほうが動きの激しいゲームよりもよかった。休憩時間が3分であり、音楽や読書には短すぎるとのコメントがあった。また、休憩時間における脳波からの集中度と、学習者の成績には一定の相関があることがわかった。
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Research Products
(3 results)