2012 Fiscal Year Research-status Report
自動判定を可能とするIPネットワーク構築演習支援システムの開発
Project/Area Number |
24501159
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
井口 信和 近畿大学, 理工学部, 教授 (50351565)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | IPネットワーク演習 / 自動判定 / 仮想ルータ |
Research Abstract |
本研究は、これまで基本機能を開発したネットワーク構築演習支援システムを用いて、学習者が構築したネットワークの設定を自動的に判定しその結果を表示する機能と演習課題の作成を支援する機能の開発研究を目的とする。計画している具体的な開発機能は、①ネットワーク機器の設定情報を比較する機能、②判定結果を表示する機能、③演習課題の作成を支援する機能、の3つである。 本年度は、設定情報の正誤を確認し、正解率を表示する機能を開発した。本システムを利用して作成したネットワークは、XMLによるネットワーク設定ファイルとして保存することができる。指導者があらかじめ作成した、正常に動作するネットワークの設定情報を正解ファイルとして保存し、学習者が演習によって作成したネットワークの設定情報を学習者ファイルとして保存する。ネットワーク設定情報比較機能が、この2つの設定ファイルを完全一致によって比較する。正解ファイルの設定情報に対する一致数を正解数として、その割合(正解率)を学習者に提示する。 また、不正解だった項目は、判定結果表示機能によって学習者に提示できるようにした。これにより、学習者に、間違っている項目を一覧形式にして提示することができる。学習者は、間違った項目に対して、再度設定を施し、再度、判定を行う。正解率が100%になるまで設定を繰り返す。 本機能によって、学習者は、自身でネットワークの設定の正誤判定と間違い項目の把握が可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画している具体的な開発機能は、①ネットワーク機器の設定情報を比較する機能、②判定結果を表示する機能、③演習課題の作成を支援する機能の3つである。本年度の計画としては、①ネットワーク機器の設定情報を比較する機能と②判定結果を表示する機能の2つの機能の開発を予定しており、計画通り開発が完了した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、演習課題作成部の開発を計画している。演習課題作成部は、指導者による演習課題の作成を支援する機能である。次の2つの方法による演習課題の作成を計画している。①仮想マシンを起動する方法。②仮想マシンを起動しない方法。 仮想マシンを起動する方法は、指導者が仮想ネットワーク構築演習システム上に演習課題となるネットワークを実際に構築し、その設定情報を正解の解答データとしてファイルに保存する方法である。仮想マシンを起動しない方法は、仮想ネットワーク構築演習システムの作図機能を使うことでネットワークのトポロジ図を作成し、各機器の設定は専用のGUIから設定値を入力するで、解答データを作成する方法である。 指導者は、次の手順によって解答データを作成する。①本システムの起動、②文章による演習課題の作成、③演習課題レベルの設定。 さらに、一つの設定ファイルからレベルの異なる演習課題を作成する方法について検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
演習課題作成部の機能の開発と、課題を学習者に配布するためのパソコンの購入を計画している。また、本研究の成果を発表するための学会等への参加を予定している。
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Research Products
(1 results)