2015 Fiscal Year Annual Research Report
学生の個性を活かす「学びのスタイル」活用教育システム
Project/Area Number |
24501162
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
篠田 有史 甲南大学, 教育学習支援センター, 講師 (30434913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 茂樹 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (50190525)
高橋 正 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (30179494)
鳩貝 耕一 甲南大学, 教育学習支援センター, 教授 (60289014)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 教育工学 / 情報教育 / eラーニングシステム / 数学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,引き続き3つの研究チームにて取り組みを実施し,研究の定期ミーティングは計7回実施した. 実習形式の大学の情報基礎教育に取り組むチーム1では,前年度に完成させたアンケートを用いて,2015年7月に授業の中で調査を実施した(有効回答295名).学習者への働きかけを含めたデータを収集するため,2015年10月に,2パターンの教材を用意した授業にて教材の好みとアンケート結果の関係を調査した(有効回答43名).また,アンケートシステムの研究開発も実施した.収集済みの結果について,ニューラルネットワークを用いてアンケート結果から授業の感想を予測する学習者のモデルを模索した.このモデルを搭載することも可能であるような,匿名性を維持したまま複数回にわたるアンケートを実施するためのアンケートシステムの仕様を策定し,外部の業者に開発を依頼した.システムを用いた実践的な活用は本年度中には実施できなかったが,2016年度に情報基礎教育の授業で調査を実施する予定である. 講義形式の大学の数学教育に取り組むチーム2では,発見的学習を得意とする学習者の調査を実施した.また,チーム3における数学の学習者の分析と考察を支援した. 提案手法を小中学校等の授業へ展開する課題を扱うチーム3では,前年度に引き続き,兵庫県の県立高校での取り組みを実施した.前年度に収集した高校数学における学習者の学びのスタイルについてデータを分析し,得られた結果を研究会を通じて高校の教員へフィードバックし,意見交換を行った.ディスカッションの結果を元に,2016年3月に2つの学年の全生徒を対象にアンケート調査を実施し,データの整理を実施中である.また,高校の教員による学びのスタイルを活用した教材研究を実現するため,学びのスタイル研究チームが支援する枠組みの構築を目標に,定期的な研究発表の場を設けることを確認した.
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Research Products
(5 results)