2014 Fiscal Year Annual Research Report
小学校外国語活動における教授ツール・評価ツールとしてのポートフォリオの活用
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24501181
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| Research Institution | Joetsu University of Education |
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Principal Investigator |
北條 礼子 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (50199460)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松崎 邦守 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (90584160)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | ポートフォリオ / 教授ツール / 書く活動 / 外国語活動 / 動機づけ / 小学校英語 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成23年度より小学校外国語活動(英語)が必修となった。外国語活動が将来教科化されるという予想の下、現在、評価が大きな課題となっている。またここ数年来、高学年児童の外国語(英語)活動に対する動機づけの低下が報告されている。この大きな2つの課題を解決するため、本研究では評価ツールとして、自律学習態度と動機づけの向上に有効な教授ツールとしての手立てとしてのポートフォリオを外国語(英語)活動に導入し、その有効性を明らかにすることが第一の目的である。また、ポートフォリオ導入のためには、高学年児童がポートフォリオに収める成果物が必要であることから、児童の知的成長に合った読む、書く活動を開発することが第二の目的である。
研究目的達成のため、研究初年度の平成24年度には、実験協力校の附属小学校における外国語活動出張授業において、高学年児童5、6年生を対象とし、教授ツール、評価ツールとしてのポートフォリオを小学生に初めて導入し、これまで作成済みのポートフォリオに必要な書式を小学校高学年児童用に改訂しながら、試行した。同時に、ポートフォリオに収める成果物としての文字を「書く」活動を考案氏、実施した。研究2年目の平成25年度には前年度の研究結果を基に、外国語活動の評価ツール、教授ルールとしてのポートフォリオの効果を検討し、必要な箇所を修正した。その上で、外国語活動出張授業においてポートフォリオを活用し、教授ツール、評価ツールとしてのポートフォリオ効果を確認した。
本研究の成果であるが、第一に小学生を対象とした場合でも、外国語活動において特に教授ツールとしてのポートフォリオは小学校高学年児童の動機づけの向上に効果があることが確認され、第二に｢書く活動」は高学年児童にとって楽しい活動であり、考案した書く活動プログラムも、参加者から高い評価を得ることができた。
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