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2012 Fiscal Year Research-status Report

ブログ型学習環境におけるコメント記入のためのテキストマイニングによる教師支援

Research Project

Project/Area Number 24501188
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

森廣 浩一郎  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (40263412)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 掛川 淳一  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (90403310)
小川 修史  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 助教 (90508459)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords教育工学 / 学習環境 / 教育実践
Research Abstract

自分が読んだ図書を友人に推薦する文書を,ウェブログを利用して小学生に記述させることで情報活用能力・言語力・コミュニケーション能力を育成する実践研究を行ってきている.本研究では,児童が記述した文書を教師が質的に分析し,その結果を子どもにフィードバックする機能を追加することにより,児童の能力をさらに育成することを目指している.
平成24年度は,研究実施計画に従い,本研究助成を受けて整備したサーバを兵庫教育大学内に設置し,授業実践の環境を提供するとともにデータを収集する環境への移行作業を行った.これは,授業を行う小学校内にサーバを設置し利用してきたこれまでの形態では,学校セキュリティポリシーの強化により実践校において研究を継続することが困難となったことへの対応である.
本年度はサーバ設置完了とともに授業実践を再開し,児童が記述する文書データの収集も行う計画であった.しかし研究開始当初には予期しえないアクシデントの発生に伴い,実践校における授業再開が1年以上遅れることとなった.このため研究会に参加し実践成果を口頭発表するという計画は来年度以降に延期し,これまでに得られていた児童が記述した文書をもとに教師支援の機能を先行して設計することに変更した.
児童が記述した文書を分類整理する機能は教師を支援することにつながるが,既存の自然処理技術による文書のクラスタリングを用いた分類だけでは,表層的な記述のみに基づく量的な支援しか提供できない.このため本研究では,教師の指導観や,教師が把握している児童の実態などに基づいた分類を支援する機能の実現を目指している.本年度は,教師の意図等に応じた文書の分類支援を検討する手始めとして,既存の言語資源として日本語WordNetを用い,そこに含まれる情報により教師の視点等を明確化する方法について検討している.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

学校セキュリティポリシーの強化により継続困難となっていた実践校における研究については,研究実施計画通りの対応を行い,実践研究が継続可能となる環境を構築した.アクシデントに伴う変更により先行して研究を実施している部分もあるが,予定していた授業実践が開始できておらず,実践成果を口頭発表するという計画が達成できていない.このため,やや遅れている,と判断した.

Strategy for Future Research Activity

想定外のアクシデントにより授業実践の開始が遅れているため達成できなかった研究成果の公表については,当初の計画よりも増やし,次年度以降において実施する予定である.また,予定している小学校において実践研究を再開できない期間がさらに長期化する場合に備え,新たな実践校の開拓を並行して進めている.なお,平成25年度の研究実施計画については,システム開発的な研究が中心となるため,従前からの予定通りに遂行できる見込みである.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

授業実践校や実践方法を変更する等,追加で必要となる環境整備や仕様変更があれば,システム整備・改修等の物品費等として使用する.データとして得られた児童が記述した文書に関連して研究会等に参加し,本年度実施できていなかった口頭発表等を行うととともに情報収集を行う際,旅費等として使用する.また,来年度以降に計画をしていた研究会・国際会議等に参加して研究成果を口頭発表するととともに情報収集を行う際,不足する旅費等として使用する.

URL: 

Published: 2014-07-24  

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