2013 Fiscal Year Research-status Report
インフォーマル・ラーニングを促進するクイズに特化した掲示板の開発と評価
Project/Area Number |
24501203
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Research Institution | Tokyo University of Social Welfare |
Principal Investigator |
竹内 俊彦 東京福祉大学, 教育学部, 准教授 (20327290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 由樹 相模女子大学, 学芸学部, 講師 (70406734)
加藤 尚吾 東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (80406735)
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Keywords | クイズ / 掲示板 / インフォーマル・ラーニング |
Research Abstract |
本研究はクイズをインフォーマル・ラーニングの一環と捉え、クイズによる教育効果について調査するために、クイズに特化した掲示板を作成し、運営し、評価することである。当該年度の前半では、主に、一年目に開発した掲示板のプロトタイプの開発を進めた。α版、β版を完成させた。β版が完成した時点で、有力なクイズ作者・回答者にメールで通知し、その後、掲示板の諸機能を整備し、正式版をリリースし公開した。その結果を教育システム情報学会・全国大会で発表した(クイズに特化した掲示板の作成)。当該年度の後半では、ユーザインタフェイスの評価を受けて機能を改良し、その成果を日本教育工学会・研究会で発表した(クイズ掲示板の開発と諸機能の実装)。さらに掲示板に備えつけたアンケートフォームから掲示板の評価を得て、さらに改良し教育システム情報学会・研究会で発表した(クイズ掲示板の開発と評価)。また運営上の諸問題と、ユーザインタフェイスの改良について教育システム情報学会・研究会で発表した(クイズ掲示板の運営とユーザインタフェイスの改良)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度における本研究課題の進捗は、やや遅れている。掲示板は完成させ公開した。諸機能を増やし学会発表するなど、改良を続けている。また本研究の過程で得られた調査結果や 実験結果は、教育システム情報学会研究会、日本教育工学会全国大会で当該年度の研究成果を報告し、情報収集を行った。しかし現在のところ、特に問題行動を起こすユーザがいないため、掲示板の規約については未整備である。また機能については、ユーザからさまざまな機能の追加の要望が来ており、できるだけ対応したいと考えているが、すべてに対応できたわけではない。また学会発表は精力的に行ったが、論文の執筆は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
クイズ・サイトを完成させ公開した。今後は適切な運営とさらなる機能の実装、クイズの教育効果を評価する実験に向けて全力を尽くす。また海外での学会発表や、論文の執筆と投稿の準備も進めたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
掲示板の開発が遅れ、当初、予定していた海外での学会発表を翌年度に変更したためと、当該年度の実験方法を変更し、データの収集方法をクイズ掲示板からのWebアンケートにしたため、被験者を雇う人件費を当該年度は削減できたため。 平成26年度にフィンランドで行われるED-MEDIAで学会発表をする予定であり、すでにアクセプト・レターを受領済みである。被験者を雇ってクイズのユーザインタフェイスの評価や教育効果に関する実験を行う。また開発パソコンを買い換え、プリンタを修理する。
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