2012 Fiscal Year Research-status Report
デザイン初期段階における専門的技能修得支援環境の構築
Project/Area Number |
24501218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shohoku College |
Principal Investigator |
高嶋 章雄 湘北短期大学, その他部局等, 講師 (80421999)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 専門的技能習得 / 学習環境 |
Research Abstract |
本研究課題では,デザインの初期段階における専門技能の習得を目的として,具体的には(a)デザインスケッチ作成過程を振り返るためのインタラクティブブラウザの作成(b)映像に対するユーザインタラクションと動画像特徴量との関連付けによる知識抽出(c)動画像閲覧経験を再現し活用するためのブラウザの作成、の3点をサブゴールとして研究を進める. 平成24年度は,主に(a)のインタラクティブブラウザのプロトタイプ作成を行った.動画の時空間解像度を調整する機能を実装している.高速度カメラで撮影されたデータサイズの大きい動画を扱うため,現状では実行速度が十分ではないが,ユーザの意見も取り入れつつブラッシュアップを続ける. 本研究課題では,デザインの初期段階における創造的活動として,紙や鉛筆などの筆記用具を用いたデザインスケッチを対象とするが,提案する環境は,動画像とその閲覧方法を元にした学習支援であり,その適用範囲は多岐にわたる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に記載したとおり,ブラウザ実行時の速度面で完全とは言えないが,プロトタイプ作成としておおむね順調に計画が進展している.また,イラストレーションに興味を持つ学生にアンケート調査を実施し,限定的ではあるが,技能向上のために既存の動画コンテンツを利用していることを確認した.
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Strategy for Future Research Activity |
インタラクティブブラウザのブラッシュアップに加え,研究実績の概要に記載したサブゴール(b)の達成を目的とし,研究を進める.(b)の知識抽出は,動画像閲覧時にユーザが行った操作と,映像の画像特徴量とを関連付けて機械学習を行うものである.これにより,特定の録画映像に対してエキスパートが注目した個所を抜き出すことだけでなく,どのような場面でreflection-in-actionが行われたかを,知識として抽出することが可能となる. 年度の後半では,学習者向けの動画像閲覧経験を再現し活用するため,(c)のブラウザ作成を目指す.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
発注していた備品が本年度3月末日までに納品を完了できなかったため,次年度使用研究費が生じた.なお,本実施状況報告書記載時(平成25年4月)においては,当該備品は納品され、支払いも完了している.
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