2012 Fiscal Year Research-status Report
日本の学校でICTが活用されていない現状の実態分析と将来の動向分析
Project/Area Number |
24501238
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 研究企画開発部, 総括研究官 (70187053)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 教育工学 / 科学教育 |
Research Abstract |
本研究は、「国際比較をすると、日本は学校の授業の中でICTが活用されていない」という調査結果を踏まえ、現状におけるICT活用の実態及び低活用の要因を多角的に分析し、ICT活用に必要な要因と、ICT活用に関する将来動向を分析することを目的としている。 本年度は、過去の国際情報教育調査結果の検討し、ICTが学校においてどのように活用され、授業やカリキュラムにどのような影響をもたらしているかについて、国際的な動向と日本の特徴を分析した。 また、日本のICT活用の実態を多角的に分析し、ICTを活用した授業実践の特徴を調べた。このとき、ICTを活用した授業ができる要因とできない要因が何であるのかについて検討した。 今年度は、本研究の初年度なので、国内で開催する学会等の研究会に数多く参加し、資料収集と情報交換が主な研究活動であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
多くの学会等の研究会に参加して資料収集することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に引き続き、日本の授業について分析した報告や事例を収集し、教育専門家や現場教師からの意見も聞き取り、日本の授業でICTの活用が低いことについての実態と分析を行う。 海外では、授業でICTを活用したと回答した生徒の割合が5割近い国(ICT高活用国)があるので、ICT高活用国(デンマーク、オーストラリア等)のいくつかの学校を訪問して実態調査を行い、ICT活用に必要な要因を明らかにする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
国内で開催する多くの学会等の研究会に参加して資料収集する。 海外の学校を訪問調査し、授業におけるICT活用について実態を調査する。
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