2014 Fiscal Year Annual Research Report
持続可能な開発を多様なスケールでとらえる地理教材の開発
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24501298
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| Research Institution | Japan Women's University |
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Principal Investigator |
田部 俊充 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20272875)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 宏治 富山大学, 人文学部, 准教授 (10324443)
池 俊介 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30176078)
寺本 潔 玉川大学, 教育学部, 教授 (40167523)
永田 成文 三重大学, 教育学部, 教授 (40378279)
志村 喬 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (70345544)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | ESD（持続可能な開発のための教育） / 地理教育 / マルチスケール / 社会科教育 / 実践事例 / 英国 / 米国 / 東日本大震災 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究はマルチスケールのESD 教育という着眼点で，各国のESD 教育をとらえなおすとともに，日本における実験的なマルチスケールでのESD 教材の開発に着手した。ESD 実践事例のスケールに応じた整理と分析（田部・大西）ではスケールを通じて共通する問題意識は何なのかを明確化した。田部はその成果の一部をＩＧＵ-CGEで発表した。米国での教材や実践事例の分析（田部・寺本・永田）では米空間的スケールごとにどのような問題が取り上げられているのかに注目して分析した。田部と寺本は米国地理教育学会での実践事例を収集し,2015年７月ワシントンD.C.で発表する予定である。英国での教材や実践事例の分析（志村）は英国での地理教育におけるESD への取り組みと，現在，利用されている教材を収集した。特に，空間スケールごとに取り上げられている課題に着目して，整理した。東日本大震災を題材とした授業実践事例の収集（池・寺本・大西）では，東日本大震災に関して，教材化を行う際に空間スケールに着目した整理を行った。国家，地方，都道府県，市町村，コミュニティといった地域スケールの大小がどのように地域開発上の問題と関連するのかを検討し，教材化を目指した。マルチスケールのESD 実践教材の検討（全員）では収集・整理した実践事例を共有するための報告会を各年度で開催し，その内容を踏まえ，ESD に関する各国の特徴を明確化した。また，スケールごとにESDで取り上げるべき課題や教材を開発するとともに，どのスケールでも触れねばならないESD の理念がどのようなものなのか明確化し，全員で日本地理教育学会（2015年7月25日：奈良）で発表する予定である。
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Research Products
(19 results)
