2014 Fiscal Year Annual Research Report
MET遺伝子増幅胃癌におけるMETチロシンキナーゼ阻害剤の抗腫瘍効果の解析
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24501360
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
岡本 渉 独立行政法人国立がん研究センター, 早期・探索臨床研究センター, 医員 (30441075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 和彦 近畿大学, 医学部, 教授 (40298964)
西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
岡本 勇 九州大学, 大学病院, 研究員 (10411597)
荒尾 徳三 近畿大学, 医学部, 講師 (20441074)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | Gastric Cancer / MET / Resistance |
Outline of Annual Research Achievements |
MET受容体は多くの癌種で発現しており、有望な分子標的であると考えられる。我々は、MET遺伝子増幅陽性胃癌細胞において、METチロシンキナーゼ阻害剤がアポトーシスを引き起こすことによって著明な抗腫瘍効果を示すことを報告してきたが (Mol Cancer Ther. 2010; 9(5): 1188-97)、その分子メカニズムにMET抑制によるBimの発現上昇、Survivin, XIAP, c-IAP1発現低下が関与していることを示した (Mol Cancer Ther. 2012; 11(7): 1557-64.)。本知見は、MET遺伝子増幅陽性胃癌に対するMETキナーゼ阻害剤の開発におけるPOCとして意義深いと考えている。 また、病理診断・組織型診断に用いられた胃癌患者の手術・生検組織266検体を用いて解析を行なったところ、1.5%でMET遺伝子増幅を有することを示した(Oncotarget. 2013; 4(1): 9-17)。この結果は、本邦におけるMET阻害剤の臨床開発にあたっての有益な知見となるものと考えている。 その後、METキナーゼ阻害剤に感受性の高いMET遺伝子増幅陽性胃癌細胞株にMETチロシンキナーゼ阻害剤を長期暴露し、低濃度から長期間曝露させることにより、METチロシンキナーゼ阻害剤に対する獲得耐性モデルを作製するには至ったが、現時点で薬剤耐性のメカニズムを解析するまでには至っておらず、今後、網羅的ゲノム解析による耐性獲得メカニズムの解明をおこなうことを検討している。
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Research Products
(1 results)