2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24501364
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
加藤 貴彦 熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (70169506)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 前立腺がん / 遺伝子多型 / 食物摂取頻度調査 / ライフスタイル / 遺伝子検査 / 予防医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、前立腺がん発生に関わる栄養学的・遺伝学的特性を明らかにし、食事・ライフスタイルの視点からその予防策を具体化することである。3年間で、以下の項目を明らかにすることを目的として研究を開始した。1. 食物摂取頻度調査票を用いたOmega-3不飽和脂肪酸摂取量、植物エストロゲン摂取量の推定 2. 脂肪酸代謝酵素、ホルモンリセプター等関連遺伝子の遺伝子多型解析 3. 得られたデータの総合的な解析。2年間の研究によって、研究対象者の前立腺がん1,050症例、健常対照者1,290例の食物摂取頻度調査票をもとに、①野菜、果物、魚の摂取量の測定 ②イソフラボン摂取量の定量化を行った。また、ホルモンリセプター遺伝子Estrogen receptor 1、2 と脂肪酸代謝酵素の代表的な遺伝子多型に関する解析を行った。3年目である本年度は、2年間の分析結果をもとに、前立腺がん発生とEstrogen receptor 1、2との関連について解析し論文を完成した。現在、投稿査読中である。また分子栄養学的な遺伝子検査の結果を、予防医学の領域でどのように応用展開すべきかを文献的に考察し、日本産業衛生学会シンポジウムで講演発表を行うとともに、論文発表を行った。
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Remarks |
Associations between estrogen receptor genetic polymorphisms, smoking status, and prostate cancer risk: a case-control study in Japanese men, Environ Health Prev Med. (in submitted)
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Research Products
(2 results)