2014 Fiscal Year Annual Research Report
メチル水銀トランスポーターを利用した水銀化合物のファイトレメディエーション
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24510104
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
清野 正子 北里大学, 薬学部, 教授 (30239842)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 環境修復技術 / ファイトレメディエーション / メチル水銀 / 水銀化合物 / トランスポーター / MerE / MerF |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間全体を通して実施した研究の成果としては、微生物由来のMerE, MerFの性状解析を行った結果、メチル水銀輸送体としての新規の機能を有することを明らかにした。そこで、メチル水銀をはじめとする水銀化合物を回収する目的で、微生物由来の重金属トランスポーター (MerE, MerF) または細胞膜輸送シグナル因子 (SYP121) を融合発現させたトランスジェニックシロイヌナズナを作出した。トランスジェニックシロイヌナズナのゲノムへの標的遺伝子の組換えはゲノムPCR法により確認した。また、植物体での各融合トランスポーターの発現はRT-PCRにより標的mRNAを、ウエスタンブロッティングにより標的蛋白質をそれぞれ検出した。さらに、MerE、MerF組換え植物の重金属浄化について検討した結果、メチル水銀をはじめとする水銀化合物を浄化する活性を有する可能性を示した【Kiyono M., et al., Planta (2012), Kiyono M. et al., Biochem Eng J (2013), Sone Y., Kiyono M., et al., AMB Express (2013)】。最終年度に実施した研究成果としては、それぞれの組換え植物を用いたメチル水銀をはじめとする水銀化合物の浄化試験であり、これにより浄化に適応できる可能性が考えられた。
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Research Products
(2 results)