2013 Fiscal Year Research-status Report
理性・感情二元プロセに基づくCS生成モデルの解明と品質設計指針への応用
Project/Area Number |
24510183
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
圓川 隆夫 東京工業大学, 社会理工学研究科, 教授 (70092541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FRANK Bjoern 東京工業大学, 社会理工学研究科, 助教 (30467039)
鈴木 定省 東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (50323811)
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Keywords | 顧客満足度 |
Research Abstract |
理性よりも感情に訴える方がCS(顧客満足度)に大きな影響を与えるという仮説のもとで、その感情を引き起こすアクティビティに着眼したアンケート用紙を設計を、ブランドイメージや個人文化の影響も同時に測定する調査を、初年度の日本に加えて、スリランカ、ボリビオア、エクアドルの途上国に加えて、先進国の日本に加えて、米国、フランスでも行った。 これらの全ての国の分析は全ては終えていないが、逐次、初年度の日本で得られた結果の拡張、そして特に不確実性回避傾向や、個人主義(集団主義)の国や個人の文化特性が、CSへの影響にモデレータとして作用する等、文化による違いについての国際シンポジウムでの論文発表、そして論文投稿による査読付き論文を作成した。 そして新たに分析に加えて、製品がどの国のブランドであるかの認知(COO)が、CSやその結果としてのロイヤリティに影響を与え、かつそれが正確であるほど影響高めること等を明らかにした。またそのそれらの関係に不確実性回避等の文化特性がモデレータとして作用することも明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の日本での調査から、米国、エクアドル、ボリビア、スリランカ、フランスといった国に調査を拡大できたこと、さらに直接の成果として4編の査読付き国際ジャーナルに掲載され(関連のものを含めると6編)、さらに国際シンポジウムでの発表5件、国内1編の学会発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度は最終年度に当たり、国際調査を完了させるとともに、論文の執筆を加速させる。特に米国の調査については、これまで調査に協力いただいた研究者(教授)を1名を6月に招聘した上で、分析・考察の精度を上げることを行う。さらに出来れば、これまで得られた知見を集大成して、刊行本の出版を目指す。
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Research Products
(10 results)