2013 Fiscal Year Research-status Report
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24510192
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
郭 偉宏 東京都市大学, 環境学部, 教授 (30315618)
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Keywords | 在庫管理 / 多品目 / 関連性 / 関連規則 / 代替規則 / 生産計画 / セル生産 / データマイニング |
Research Abstract |
平成25年度の研究計画に従って研究を進め,多くの研究成果をあげていた。 1 新データマイニングの手法の開発および在庫への影響:新たに代替規則を考慮に入れて、従来開発した関連規則と比較しながら、在庫分類に適用してその特徴を把握することができた。また、代替規則の欠点も見つけて、それを克服する方策を考案している。研究成果を国際会議APIEMS(セブ)にて公表した。しかし、在庫データの特徴である価格、個数、時間、顧客層などの特徴を考慮に入れた関連規則の開発は難しくて、例えば価格と時間は店の販売促進に従って、互いに関連して変化するときがあり、関連規則を定めるのが困難である。故に在庫データを用いた関連規則の開発研究はまだ時間が要するものだと考える。 2 新評価指標をベースとした在庫政策:在庫政策の研究は、これまで欠品による機会損失費の定量的推定や、部品の相関を考慮した部分バックオーダー在庫ポリシーの決定方法などいくつかの成果を上げていた。今年はこの内容を強化するために,協力研究者であるRenqian Zhang教授を日本に招いて、1ヶ月共同研究を行なった。特に代替規則についていくつかの成果があり,今後論文をまとめることになった。 3 応用例:これまで主にスーパマーケットやコンビニエンススドアなどを対象にしてきたが,今日本で盛んに行なっているセル生産も対象として考える。セル生産が在庫削減できるといった報告が多く、しかしその仕組みが明らかにしていない。その中,製品,機械および作業者の関連性を考慮することが本研究の応用例として適していると思う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
以下の理由で本研究は計画通り順調に進めていると考える。 1研究は計画通り進行している。 2いくつかの研究課題に難関にあったが、突破する糸口が見つけている。 3新たに研究テーマを発見し、研究の裾が広げている。 4研究成果を着々あげていて、国際的に評価されている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度の計画に従って、新データマイニング手法および評価指標の研究開発をつとめる。 1在庫データの特徴を考慮に入れたデータマイニングの手法の開発を行なう。また従来研究との比較・検証など新しい作業も実施していく。 2製品の関連性を考慮した在庫モデルの開発、解析を取り組む。 3応用例としてこれまで開発されたセル生産の数理モデルをもとに、在庫削減の仕組みを研究,解析する 今年は最終年度となるが、関連性のある製品の在庫政策を明確にして,在庫管理の新たな道筋をつけることが重要である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
海外出張の予定変更で、一部金額が変わりました。 今年度の部品費に使う計画がある。
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