2014 Fiscal Year Annual Research Report
GPUクラスタを用いた超高速解析による河川堤防の高精度リアルタイムセンシング
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24510259
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
園田 潤 仙台高等専門学校, 知能エレクトロニクス工学科, 教授 (30290696)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地中探査 / 地中レーダ / 大規模自然災害 / 航空機搭載レーダ / 工学的捜索手法 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は東日本大震災行方不明者捜索など広域の地中探査を実現する高効率な手法の開発として,(1)JAXA航空機搭載レーダPi-SAR-L2による地中探査の実証実験,(2)人工衛星測位GNSSを用いた自律走行型地中レーダの基礎実験を行った。 (1)JAXA航空機搭載レーダPi-SAR-L2による地中探査の実証実験では,1mx1mおよび50cmx50cmの正方3面コーナーリフレクタを製作し,Pi-SAR-L2フライトに地表面および地中に設置して反射強度を定量的に明らかにする同期実験を2回実施した。この結果,気象条件が良好であった1回の実験で地中に設置したコーナーリフレクタからの反射強度は地表設置と比べ10dB程度の差が生じることを確認した。 (2)GNSS測位に基づく自律走行型地中レーダの基礎実験として,測位端末の設計・製作,2重相対測位による測位精度向上実験,単独測位型自律走行車の設計・製作を行った。2重相対測位では測位精度は20%程度向上すること,単独測位型自律走行車は指定地点までGNSS測位をしながら到達できた。
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Research Products
(16 results)