2014 Fiscal Year Annual Research Report
宿主自然免疫ゲノム情報の発現調節研究によるウイルス感染症の制御
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24510283
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
木村 富紀 立命館大学, 薬学部, 教授 (40186325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 宗夫 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70115947)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 非コードRNA / 機能性RNA / 制御性RNA / Natural antisense RNA / Competing endogenous RNA |
Outline of Annual Research Achievements |
1.動物モデルにおけるASORNの抗インフルエンザウイルス(IFV)活性の検証:インターフェロン (IFN)-α1 mRNAの発現を安定・増大するアンチセンスRNA (AS)と、その安定化機能ドメイン配列からなるアンチセンスオリゴリボヌクレオチド (ASORN)は全長ASと同程度にmRNA発現を増加させた。本申請では生体分解性PLGAナノ粒子を用い、IFV感染局所にASORN投与を可能にする吸入型Drug Delivery Systemを開発し、Proof of Conceptの確立を図った。今年度は、IFN-αによる自然免疫応答が定量的に検討可能なヒトA型IFV感染モルモットモデル系を樹立した。続いて、ASORNの遺伝子発現制御機能を至適化する封入条件下に、これを担持するPLGA粒子を作製し、気道局所に投与した。その結果、投与量に比例してIFN-α1 mRNAの早期発現とウイルス力価の低下が観察され、ASORNが生体レベルで抗ウイルス性自然免疫の制御を可能にする事を示した。 2. IFN-α1 ASによる同mRNA安定化の分子メカニズム:miR-1270 response element (MRE-1270) を共有するIFN-α1 ASに加え、その他のIFN-αファミリー遺伝子由来のASとmRNA、CAPRIN1を始めとする5種の細胞mRNA が、ceRNA (competing endogenous RNA)としてネットワークを形成し、MRE-1270を介してmiR-1270を阻害することによりIFN-α1 mRNAを安定化することを論文発表した。 3.非コードRNAによる遺伝子発現制御:初期応答遺伝子群に含まれるサイトカイン遺伝子mRNAの安定性が、転写後性にASにより制御されるメカニズムについて総説論文を発表した。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Interleukin-1β induces tumor necrosis factor-α secretion from rat hepatocytes2014
Author(s)
Yoshigai, E., Hara, T., Inaba,H., Hashimoto, I., Tanaka, Y., Kaibori, M., Kimura, T., Okumura, T., Kwon, A-H., and Nishizawa, M.
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Journal Title
Hepatology Research
Volume: 44
Pages: 571-583
DOI
Peer Reviewed
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