2015 Fiscal Year Annual Research Report
水と権力―中国の水利問題からオリエンタル・ディスポティズムの再検証―
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24510353
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| Research Institution | University of Nagasaki |
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Principal Investigator |
祁 建民 長崎県立大学, 国際情報学部, 教授 (70448819)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 中国水利 / 国家権力 / 用水秩序 / 水環境 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究実績は、まず中国で現地調査を実施した。山西省洪洞県、霍州市、霊石県及び河北省順平県における水利施設と農村部で補充調査を行った。次に山西汾水流域に関する水利史資料を収集し、整理した。河北大学歴史学院（楊学新教授）、山西大学中国社会史研究センター（常利兵副教授）などの研究機関を訪問し、研究交流を行った。また、国際シンポジウムに出席し、研究発表した。2015年9月18～19日の間に、河北大学が主催した『華北城郷与近代区域社会』において「『華北農村慣行調査』から見た1930年代の民間信仰」というテーマとして発表した。2015年12月19～20日の間に中国浙江師範大学が主催した『第三回環東シナ海与辺境論壇』において、「従長崎諸島看歴史上的中日韓海上交流」というテーマとして発表した。今年の研究業績は次の6点がある。（1）「中国関於『普世価値』争論的核心問題及其後果」『東亜漢学研究』第5号、2015年5月、査読あり。（2）「山西四社五村水利秩序与礼治秩序」『広西民族大学学報』第37巻第3期、2015年5月、査読あり。（3）「思想対抗的時代：1980年代的中国政治」『研究紀要』長崎県立大学国際情報学部 第16号 2015年12月、査読なし。（4）「中国内陸農村訪問調査報告（6）」『研究紀要』長崎県立大学国際情報学部 第16号 2015年12月、共著、査読なし。（5）「村落資料から現代中国農村を読む」『近代中国研究彙報』第38号2016年3月 １～20頁、共著、査読あり。（6）「水から見る晋水流域における産業と民間信仰の変遷」『東アジア評論』第8号 2016年3月、共著、査読あり。
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