2016 Fiscal Year Annual Research Report
Rational, Emotional, Social and Cosmological bases for the Theory of Justice in Greek Philosophy
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24520034
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
金山 万里子 大阪医科大学, 功労教授 (10093189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金山 弥平 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (00192542)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 哲学 / 倫理学 / 正義 / 法律 / 国家 / ソクラテス / プラトン / 『クリトン』 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度においては、研究代表者は、本研究課題との関連で英語論文 "Why Didn't Socrates Escape?"を完成した。また11月には英国ケンブリッジ大学を訪問、同大学のG.E.R.ロイド教授、D.N.セドレイ教授、M.スコフィールド教授、G.ベテク教授らと、本論文を中心とする問題について意見交換する機会を得た。研究成果は、チリ・カトリック大学のM.ボエリ教授、チリ、ロス・アンデス大学のJ.ミッテルマン教授、および研究分担者の金山弥平を編者として出版予定の Soul and Mind in Greek Thought. Psychological Issues in Plato and Aristotleの1章となる予定である。本論文は、プラトン『クリトン』第3部に登場する国法の議論の解釈をめぐる学者間の論争におけるいわゆる "separationist view"に反論し、プラトン初期対話篇におけるソクラテスの正義思想の一貫性を明らかにしようとしたものである。 また研究分担者の金山弥平も、前掲書の1章としてPlato's Wax Tabletを完成した。本論文は、プラトンの認識モデルとしてWax Tabletが重要な役割を果たしていること、善を頂点とする知も、地勢学的な認識のうちに成立することを明らかにしようとしたものである。Soul and Mind in Greek Thoughtは、現在、ドイツの出版社との間で早期の刊行に向けて交渉中である。 また研究代表者は、正義の問題を集中的に扱うプラトン『ゴルギアス』の翻訳も並行して進めた。本研究助成の援助を得て始められた翻訳は、できるだけ早い刊行を目指して現在なお継続中である。
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[Journal Article] Socrates’ Last Words2016
Author(s)
金山 弥平
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Journal Title
XI Symposium Platonicum; Plato’s Phaedo. Papers, International Plato Society/Annablume Classica, San Paulo
Volume: ―
Pages: 440-450
Peer Reviewed
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