2014 Fiscal Year Annual Research Report
寺院仏教とソーシャル・キャピタルー過疎・中間・過密地域の比較
Project/Area Number |
24520062
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50196135)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川又 俊則 鈴鹿大学短期大学部, 生活コミュニケーション学科, 教授 (40425377)
猪瀬 優理 龍谷大学, 社会学部, 准教授 (60455607)
大谷 栄一 佛教大学, 社会学部, 准教授 (70385962)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 過疎 / 人口減少社会 / 寺院 / 地域福祉 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の研究成果としては、過疎地域/人口減少地域における寺院活動の調査報告を重ねたことであり、研究代表者・分担者の研究内容は次の通りである。
櫻井義秀(代表者)は、8月に秋田県藤里町社会福祉協議会、梅林寺・月宗寺、高齢者サロン「よってたもれ」、地域住民の自宅でそれぞれ聞き取を行い、同町の寺院活動と地域福祉の関連を考察して、各処で研究成果の報告を行った。 川又俊則(分担者)は、三重県内の真宗高田派寺院28ヵ寺(および曹洞宗・高野山真言宗他)を調査。住職や檀家総代インタビュー、行事参加など行った。主に近郊・過疎の寺院の現況と歴史、地域における寺院の存在意義、講組織による複数寺院の檀家たちの活動実態を調べた。また、三重県の浄土真宗高田派における七里講を通して複数寺院が連携する事例の分析を行った。 大谷榮一(分担者)は、11月に滋賀県甲賀郡信楽町の浄土宗寺院・来迎寺で開催された浄土宗滋賀教区青年会主催の「別時念仏会並びに檀信徒青年層教化事業」に出席し、参与観察を行い、平成27年3月には浄土宗滋賀教区所属寺院470ヶ寺に「地域社会における浄土宗寺院の社会的役割に関するアンケート調査」を実施した。 猪瀬優理(分担研究者)は、7月都市部寺院の調査を兵庫県神戸市で実施、阪神大震災後の復興の状況についても調査した。10月末に広島県三次市を訪問し、地域における福祉・医療活動を含めた活動について住職、坊守、女性門徒等に話を聞いた。2月には滋賀県米原市の寺院の副住職に話を聞いたほか、あそかビハーラ病院を訪問、3月には福井県福井市の寺院の活動を見学した。
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Research Products
(8 results)