2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24520249
|
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
日下 幸男 龍谷大学, 文学部, 教授 (20351330)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海野 圭介 国文学研究資料館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (80346155)
|
Keywords | 公家文庫 / 中院家 / 徳大寺家 / 住友家 |
Research Abstract |
国内に現存する久世家文書は、大きくは国文学研究資料館と明治大学博物館等に分割所蔵されている。前者に約2500点、後者に約2000点所蔵されていると見られる。国文学研究資料館所蔵分はすでに共同研究により悉皆調査を終了しており、研究調査報告書も発行済みである。明治大学博物館所蔵分については、平成24年(2012)度に4回実施し、平成25年(2013)度にも4回出張調査を行い、書誌調査を実施した。 また研究調査の社会的還元については、以下の2点を発表した。一つは日下幸男『中院通勝の研究』(勉誠出版、2013・10)であり、久世家歴代の文事と関わる中院通勝の文事を明らかにした。一つは日下幸男「住友家歴代の文事と公家文庫」(『住友史料叢書』月報28、2013・12)であり、公家文庫相互の関わりなどについて述べた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成24年度は初年度で調査体制の発足が遅れ、研究代表者が主に調査を担当し、後半は調査補助者を帯同して、調査の効率化を図ったが、研究分担者の参加が得られず、300点の調査実施に終わった。 平成25年度は人数を増やして、調査の進捗を図ったが、400点程度の調査実施に終わった。
|
Strategy for Future Research Activity |
昨年度から新たな調査協力者として京都大学大学院の院生の参加を得ている。今年度はそれに加えて京都大学大学院の非常勤講師の参加も得て、調査の頻度をあげ、ほぼ毎月実施を目指している。体制整備は今後も図ってゆきたい。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査のための出張回数が予定より減じたために、出張予算が予定を下回ることになった。 毎月出張する事によって、出張旅費が予定を下回ることのないようにしたい。
|
Research Products
(1 results)