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2012 Fiscal Year Research-status Report

マーカス・ガーヴェイとハーレム・ルネッサンスの黒人たち―その反目の裏と表

Research Project

Project/Area Number 24520269
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

君塚 淳一  茨城大学, 教育学部, 教授 (60259588)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords国際情報交換 / アメリカ
Research Abstract

マーカス・ガーヴェイがアメリカにおいて活躍した1920年代のハーレム・ルネッサンス時期の資料(ガーヴェイ自身についての資料とハーレム・ルネッサンス時期の作家や歴史)の収集を、主にニューヨークのコロンビア大学図書館とハーレムのショーンバーグ黒人文化研究センターにおいて行い、重要な関係資料をかなり集めることができた。特に当時の新聞や雑誌の記事関係は、ガーヴェイ活躍中の当時のアフリカ系の彼に対する意識やアフリカ帰還運動への想いがどうであったかを直接知りうる第一資料として大変貴重なものである。
また国内においては東京大学アメリカ研究所と国立図書館において資料収集を行ったほか、国内やアメリカで集めた資料を基に所属し副会長も務める「多民族研究学会」にて、アフリカ系アメリカ文化・文学・政治研究者と研究会も開催し、意見交換や重要な助言をもらうなどした。そして既にその資料や助言などをもとにして論文の一部の執筆も開始した。またハーレム・ルネッサンス時期の個々の作家研究者も日本には少なからずおり、学会では、作家も研究の一部として取り入れる際の先行研究(論文や図書など)についての助言ももらった。これについては25年度以降に、学会の口頭発表または論文による研究の成果の発表として公表する。
さらに助言をもらった研究者の中には、これを機にハーレム・ルネッサンスの作家およびマーカス・ガーヴェイらについての、1920年代を定期的に研究する研究会を開催する要望もあり、次年度に向けて調整中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

1年目としてマーカス・ガーヴェイとハーレム・ルネッサンスについてのアメリカ・ニューヨークと国内における貴重な資料収集と、国内外における研究者との情報交換、そしてその成果を基に、論文の一部の執筆を開始した。25年度夏には、一部、間接的にはアフリカ系で関連する研究書も出版が予定されている。

Strategy for Future Research Activity

マーカス・ガーヴェイの1920年代におけるWEBデュボイスとの関係、ハーレムルネッサンスの作家たちとの関係をさぐる資料の収集を国内と国外(アメリカ)で行う。
アメリカは特にニューヨークハーレムや大学図書館、ワシントンのハワード大学などを中心に行うと同時に、国内外における資料を収集し分析したものについての研究発表を行っていく、また学会誌や研究誌に投稿をはじめ評価を得る。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

特にガーヴェイ研究に焦点を当て、彼の民族運動の源となる地ジャマイカに資料収集と研究者との交流を目的で調査を行う。またその途中でアメリカのニューヨークにおいてもハーレムと大学図書館を訪れ資料収集を行う。24年度に執筆を開始したガーヴェイ研究の一部を学会で発表し、研究論文として仕上げる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] MESAシンポジウム特集:ハリウッド映画は異人種間結婚をいかに描いてきたか2013

    • Author(s)
      君塚淳一
    • Journal Title

      多民族研究

      Volume: 6号 Pages: 6-11

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-24  

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