2013 Fiscal Year Research-status Report
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24520428
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岸本 秀樹 神戸大学, その他の研究科, 教授 (10234220)
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Keywords | 統語構造 / 構文形式 / 項交替 |
Research Abstract |
本研究課題の「項の具現化と構文形式に関する総合的研究」は平成25年度が研究の2年目にあたり、特に、図書など研究基盤をさらに整えることに力点を置き、理論的考察をすすめるためのネットワークづくりや前年度で得られた成果をさらに発展させるための研究を進めた。具体的には以下のように計画を進行させている。まず、前年度に引き続き、構文交替現象を的確に記述できる理論開発のために、文献の調査などにより既存の理論的な枠組みの問題点を検証し、整理した上で、理論的に必要な道具立てはなにかという検討を行った。さらに、日本語および英語を中心に基本となるデータの収集と整理を行い、いくつかの構文の比較対照を行った。学会や研究会等において、成果の一部となるものを発表した。本年度は,特に,主に等位接続をもちいた構文の検討をおこない、主語やその他の項の構造位置、また、主要部野市関係などの考察をおこなった。スイス,アメリカ合衆国およびスペインに出張し、それぞれ学会あるいは大学が主催したワークショップ等で研究発表を行った。それ以外にも,ドイツのフランクフルト大学、フランスのパリ大学を訪問し,関係する研究課題について研究する他の研究者との意見交換および研究発表を行うこともできた。国内においては,日本英語学会のワークショップにおいて動詞の名詞化についての発表,その他、国立国語研究所においても研究発表を行った。以上のように、今年度も、着実な研究の進展と成果が得られたものと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究テーマに関する意見交換を大学訪問あるいは学会において他の研究者と行うことができ、研究に進展が見られた。また,進行中の研究成果の一部を,国内外の学会で発表することもできたため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度の達成度をふまえた上で,平成26度及び27年度の研究計画を進行させる。平成26年度には,理論体系の開発およびその検討・調整を行い,最終年度(平成27年度)に向けた研究成果のまとめを行うための基盤を作る。
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