2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24520445
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Research Institution | Kyushu Women's University |
Principal Investigator |
古木 誠彦 九州女子大学, 人間科学部, 准教授 (90341297)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 西周青銅器 / 昭王期 / 青銅器銘文 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の総まとめを行っている。
西周昭王期の青銅器の確定とその青銅器銘文の文字検証を行い、現在は昭王期の字形の特徴を確定している段階である。その後、異体文字についての検証を最終段階で行う予定である。
第一段階の成果発表として、書学書道史学会(2014年9月14日、於:花園大学)にて、昭王期青銅器の考察について口頭発表を行った。 口頭発表においては、現段階で昭王期と考えられる青銅器を列挙し、それらの時代設定を行っている書籍(工具書)の内容検証も含め、新たに昭王期の青銅器を明白にした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昭王期青銅器銘文中の字形検証に、想定以上の時間を割いているが、当初の研究内容を実行している。
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Strategy for Future Research Activity |
口頭発表を行った「中国西周時代昭王期の青銅器考」を、書学書道史学会誌へ投稿中(平成27年5月現在審査中)である。 また、27年度終了までに「中国昭王期文字の考察」「中国昭王期文字の異体字について」と論文執筆を行い、随時発表する予定である。 年度末には、これらの論文をまとめて報告書としたい。
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Causes of Carryover |
研究初年度における海外実地研究について、反日運動の影響により中国へ渡航できなかったことが最大の原因で、この要因が研究最終年度まで影響している。 また、それに呼応した国内研究の回数減も原因である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究が最終段階であるため、中国における実施研究を数回行うことで、本研究結論の確定を行いたい。
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