2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24520490
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Research Institution | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
Principal Investigator |
河内 一博 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 准教授 (00530891)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 言語学 / 言語類型論 / 記述言語学 / 意味論 / 形態論 / 統語論 / アフリカ言語学 / 移動表現 |
Outline of Annual Research Achievements |
シダーマ語のフィールドワークを、平成26年7月15日~8月19日および平成27年2月17日~3月2日にエチオピアのシダーマ・ゾーンで行ない、論文執筆と学会発表のためのデータを集めた。 平成27年2月の国立国語研究所の移動表現に関する国際シンポジウムで、(i) シダーマ語とクプサビニィ語の移動のイベントを表す構文のパターンと意味要素についての単独口頭発表、(ii) 移動の様態についての類型的研究に関する共同口頭発表、(iii) アフリカの言語の移動表現のパターンについての共同ポスター発表、(iv) シダーマ語の視覚的移動の表現についての単独ポスター発表を行なった。それぞれの内容は以下の通りである。(i) 移動の様態のタイプの自然さによって必ずしもより統合された構文が使われるわけではないことを量的データで示した、(ii) 移動の様態がいかに目立っているかということと構文のタイプの関係を様々な言語のデータを使って統計的に分析した、(iii) 8つのアフリカの言語がどのような類型的な特徴を示すかを記述した、(iv) シダーマ語のturnを表す動詞を使った視覚的移動を表現する構文がcarryというよりkickを表す構文と類似していることを指摘した。 他にも、アフリカの言語の情報構造の国際シンポジウムでクプサビニィ語のコピュラ構文と情報構造についての口頭発表を行ない、論文を出版し、さらに、クプサビニィ語のいいさし条件構文についての論文を出版した。 以上の研究の成果は、これまでに深く研究されていない言語の現象を理論的に中立な立場から記述し、言語類型的な問題に取り組んでいるという点で価値がある。さらに、個別言語を越えて、他のアフリカの言語や他の地域の言語との比較をした研究に発展させることができた。
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[Presentation] Motion expression patterns in African languages.2015
Author(s)
Kawachi, Kazuhiro, Yuko Abe, Osamu Hieda, Kyoko Koga, Junko Komori, Nobuko Yoneda, and Hiroshi Yoshino
Organizer
NINJAL International Symposium: Typology and Cognition in Motion Event Descriptions.
Place of Presentation
国立国語研究所(東京都)
Year and Date
2015-02-25 – 2015-02-25
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