2014 Fiscal Year Annual Research Report
語彙分類の理論的整備に基づくシソーラスの改良に関する研究
Project/Area Number |
24520520
|
Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
山崎 誠 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語資源研究系, 准教授 (30182489)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田島 毓堂 名古屋大学, 文学研究科, 名誉教授 (20082349)
山元 啓史 東京工業大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (30241756)
柏野 和佳子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (50311147)
内山 清子 湘南工科大学, 工学部, 准教授 (20458970)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | シソーラス / 分類語彙表 / 多義 / 代表義 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本語研究におけるシソーラスの活用を図るため、人文系日本語研究においてもっとも普及している『分類語彙表増補改訂版』に研究に有益な情報を付与する作業を行った。 具体的には、多義語として複数の分類項目に出現している語について、一定の基準に基づいて「代表義」を1つ決定し、その情報を付与した。作業した語数は全体で27171語(延べ)であった。内訳は体の類15478語、用の類8776語、相の類2770語、その他の類147語である。 作業結果は2015年7月を目指してウェブ上で公開する予定である。これにより、意味解析において複数の分類項目が該当する場合の解釈の曖昧性が回避出来、異なる分析結果間の適切な比較が可能になる。 作業報告については2014年9月20日に計量国語学会(東洋大学白山キャンパス)において「『分類語彙表増補改訂版』へのアノテーション―基本義の決定―」と題して研究発表を行った。
|
Research Products
(5 results)