2012 Fiscal Year Research-status Report
結果構文と移動様態構文の相関関係:日本人英語学習者の習得過程に見られる場合
Project/Area Number |
24520532
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
鈴木 猛 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00187741)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 結果構文 / 移動様態 / パーティクル / 前置詞句 / 移動動詞 / 述語 |
Research Abstract |
準備の段階で進めていた関連基礎研究が学会(8th Workshop on Altaic Formal Linguistics、シュツットガルト大学、シュツットガルト、ドイツ、5月)で受理されたので発表。移動動詞に関する日本語の特徴を詳しく調べ、英語との違いを明確にした。また、次年度以降に予定している実験等に備えるため文献等を整え、基礎研究を進めた。現在は、英語のパーティクル構文について母語習得の観点を重視しながら特徴をまとめているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画以上に進んだ部分と遅れている部分の両方がある。まず、計画にはなかった関連基礎研究の発表を行うことが出来たのは計画以上の成果と言える。また、次年度に行う実験等のための準備も文献等を整えパーティクル構文などの事実に関して順調に理解を進めることが出来た。しかし一方で、実験デザインに取りかかれなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
強結果構文とパーティクル構文の習熟度を調べる適切な問いを用意し、実験(実験1)を行う。同実験の結果を踏まえ、次の実験(実験2)の準備をする。実験2においては、選抜学生を対象に、適切な時期にパーティクルを導入し、それらが述語(predicate)であることがわかるように教える。そこから強結果構文の結果述語が自然に導かれる土台が作られると仮定しているので、同じ指導を受けていないグループより、強結果構文の習得がスムーズに行われると予測する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(2 results)