2013 Fiscal Year Research-status Report
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24520539
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
西村 秀夫 三重大学, 教育学部, 教授 (00164591)
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Keywords | 英語史 / 史的コーパス言語学 / 強意副詞 / 文法化 / 社会歴史言語学 |
Research Abstract |
平成25年度は平成24年度に引き続き、(1)言語資料の収集・整形、(2)データの検索・分析、(3)強意副詞研究、歴史社会言語学、文法化理論の研究動向調査の3本の柱に沿って研究活動を行った。 現在、英語コーパス学会設立20周年企画「英語コーパス研究シリーズ」全7巻のうち、第6巻「コーパスと英語史」の編集を担当している。編者として執筆が求められている「英語史領域におけるコーパス利用の外観と展望」は、本研究課題と密接に関連しており、上記3本柱のうち特に(3)が進展した。 (1)(2)についても「コーパスと英語史」との関連で進めてきた。主として検索対象としていたParsed Corpus of Early English Correspondence (PCEEC)には不備が多いことが判明したので、利用は継続するものの、新たにPenn-Helsinki Parsed Corpus of Early Modern English (ver. 2)を検索対象に加え、資料の充実を図っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究実績の概要」にも記したように「コーパスと英語史」の編集作業と関連付けて本研究課題を遂行しており、より広い視点からの研究動向の概観ができるなど、当初想定した以上の深い考察を進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は最終年度であるので、これまでの3本柱に関わる研究を遂行することに加えて、成果のとりまとめ、発信を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度内に入手可能と見込んで発注した研究書の一部が、海外の取次からの輸送中の事故により、年度内に納入されず、若干の未使用金額が出たものである。 当該の書籍は平成26年度の早い時期には納品されることが確実なので、平成26年度の研究経費に加えて使用する。
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